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【柔道】優勝の大野将平、阿部詩、サンボ女王・濵田尚里ら8名の五輪内定が濃厚=GSデュッセルドルフまとめ

2/25(火) 6:55配信

イーファイト

 2月21日~23日、ドイツ・デュッセルドルフにて五輪代表選考会である『柔道グランドスラム2020デュッセルドルフ』が行われ、男女各7階級(全14階級)のうち、日本選手は半分以上の8階級で優勝した。

【フォト】サンボ女王でもある濵田が寝技テクニックで攻める

 男子で注目の73㎏級の絶対王者、大野将平は22日登場し、準決勝まで5試合のうち2試合が相手の指導3による反則勝ち、3試合を内股などの投げ技による一本勝ちで勝ち上がった。決勝は18年の世界選手権73kg級優勝の安昌林(韓国)に得意の内股で技ありを取り優勢勝ちで優勝、内定は確定と見られ、五輪2連覇に大きく前進した。

 男子66kg級の阿部一二三(日本体育大学)は、負けたら代表落ちの可能性が高く、後がなかったが、準決勝まで技ありを含めた優勢勝ちなどで勝ち上がり、決勝では17年の世界選手権3位のバジャ・マルグベラシビリ(グルジア)に大腰で1本勝ちを決め優勝を果たした。一二三は昨年の世界選手権の準決勝で丸山城志郎(ミキハウス)に敗れ、代表選考に差をつけられた。その後、一二三はGS大阪と今大会と優勝し猛追、この2人は最終選考会である4月の『全日本選抜体重別選手権』の成績で決定する見込みだ。一二三は丸山に2勝4敗と負け越しているが、直接対決で五輪代表が決定することが期待される。

 90kg級の向(むかい)翔一郎(ALSOK)は昨年の世界選手権では準優勝。練習にキックボクシングを取り入れる異色の柔道家としても優勝が期待されたが準々決勝の延長戦で両者指導2が与えられていた中、「待て」でポジションに戻る際に、自ら帯をほどき、それが時間稼ぎとみなされ、3つ目の指導で反則負けとなった。敗者復活で勝ち、3位決定戦に進むと18年世界選手権2位のシルバモラレス(キューバ)に延長戦で払巻込で投げ一本勝ち、銅メダルを獲得し、内定が濃厚となった。

 女子では52㎏級の阿部詩(日本体育大学)が準決勝までの4試合を一本勝ち、決勝では、昨年11月のGS大阪大会決勝で敗れたブシャールに積極的に投げ技を仕掛け攻勢に。延長戦では組み手争いでペースを握り、ブシャールは後手にまわり焦りがあったか指導が3となり阿部が反則勝ちで優勝、女子78㎏級の濵田尚里(自衛隊体育学校)は得意の寝技が炸裂、全5試合一本勝ちで圧倒し優勝した。濵田は14年11月の『世界サンボ選手権大会』で優勝したほどのグラウンドテクニックの持ち主。内定が確定と見られ、五輪でのグラウンドの攻防にも期待される。

 内定は今月27日に強化委員会にて協議され発表される。今大会の戦績で内定が濃厚なのは上記レポートでもあげた選手を含む8名だ。優勝者では60kg級:髙藤直寿 (パーク24)、73㎏級:大野将平、女子では52㎏級:阿部詩、63㎏級:田代未来 (コマツ)、70㎏級:新井千鶴(三井住友海上火災保険)、78㎏級:濵田尚里だ。78㎏超級では朝比奈沙羅(パーク24)が優勝したが、昨年の世界選手権(東京)とGS大阪で唯一連続優勝した素根輝(環太平洋大学)が既に内定しているため選考外となる。
 また優勝を逃したが、3位の90kg級の向翔一郎、女子では昨年の世界選手権と今大会共に2位だった渡名喜風南 (パーク24)も27日の内定が濃厚となっている。

 なお、100㎏超級でリオ銀メダルの原沢久喜(百五銀行)、100kg級のウルフ・アロン(了徳寺大学職)、66㎏級の丸山城志郎(ミキハウス)、女子57kg級の芳田司(コマツ)は怪我のため欠場、4月4日、5日と福岡国際センターで行われる『全日本選抜体重別選手権』に挑む。

各入賞者
男子
優勝:60kg級 髙藤直寿(パーク24)
優勝:66㎏級 阿部一二三(日本体育大学)
優勝:73㎏級 大野 将平(旭化成)
3位:90kg級 向 翔一郎(ALSOK)

女子
2位:48kg級 渡名喜風南(パーク24)
優勝:52㎏級 阿部 詩(日本体育大学)
優勝:63㎏級 田代未来(コマツ)
優勝:70㎏級 新井 千鶴(三井住友海上火災保険)
優勝:78㎏級 濵田 尚里(自衛隊体育学校)
優勝:78㎏超級 朝比奈沙羅(パーク24)

最終更新:2/25(火) 6:55
イーファイト

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