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若駒S優勝ケヴィンが骨折…長谷川師は復帰の可能性に懸け半年待つ【記者コラム・Penペン草紙】

2/25(火) 18:00配信

中日スポーツ

 「これでクラシックに行ける。そう思えた時間は本当に一瞬でした」。ディープインパクトをはじめ、注目馬が勝ち上がるオープン特別・若駒S。今年優勝したケヴィンを管理する長谷川浩大調教師(36)=栗東=は、勝利を手にした瞬間は心が踊ったが、すぐに血の気を引く思いをする。引き揚げてくる際に、騎乗した和田が歩様の異変を訴え、まもなく骨折が判明した。

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 レース翌週、厩舎を訪れた記者は、担当者である疋田厩務員の「助からないかもしれない」という言葉を聞いて絶句した。左前脚の手根骨骨折。長谷川師によれば天皇賞・秋で予後不良になったサイレンススズカと同じ重度の骨折で、レース中だったら、まず命はなかった。少なくとも競走馬としての復帰は絶望的。関係者の心中を察すると胸が痛くなった。

 どうか無事に―。その願いは通じ、手術は成功した。その後の経過も順調で、ようやく先週末にトレセンから、近郊の牧場へと移った。

 すぐに登録を抹消すると思いきや、「半年経過を見ることにしました」と長谷川師は復帰の可能性を口にした。「僕たちが思っているよりも、いい方に行けばですけどね」。トレーニング再開には1年以上の時間が必要。復帰して活躍するようなら奇跡に近い。それでも、もし戻ってきた際には、関係者の努力と、ケヴィンの生命力に、心より拍手を送りたい。(黒柳勝博)

最終更新:2/25(火) 18:00
中日スポーツ

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