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トヨタ「センチュリー」が左ハンドル? 現存する激レア車の正体とは

2/25(火) 16:10配信

くるまのニュース

センチュリーに左ハンドルが存在するワケ

 後席に座る人を優先した「ショーファードリブンカー」として、主に官公庁や企業の役員車として活用されてきた特別なセダンの「センチュリー」は、トヨタのフラッグシップといっていいモデルです。

【画像】超激レアなセンチュリーを見る!(13枚)

 初代モデルの登場は1967年と、すでに50年以上の歴史を持っていますが、まさに日本の経済成長を見守ってきた一台といえるでしょう。

 ちなみにセンチュリーという名前は、初代が登場した年がトヨタグループの創設者・豊田佐吉氏の生誕100年に由来しています。

 基本的には日本専用モデルですが、1997年に登場した2代目には左ハンドル仕様が用意されていました。そのうちの1台がドイツ・ケルンにある博物館「トヨタコレクション」に展示されていました。

 そもそも、なぜ左ハンドル仕様のセンチュリーが造られたのでしょうか。当時、すでにトヨタのプレミアムブランド「レクサス」も存在していましたが、フラッグシップの「LS」はドライバーズカーとして開発されているので、恐らく「ショーファー需要は完全には賄えない」という判断からセンチュリーに白羽の矢が当たったのでしょう。

 さらに当時の豊田達郎社長の「世界のショーファーにしたい」という想いも強かったことも後押し、開発が進められたといいます。

 トヨタコレクションに展示されているモデルはTME(トヨタ・モーター・ヨーロッパ)が所有していた1台で、当時駐在していた役員の送迎用として使われていたモデルだそうです。ドイツトヨタのThomas Schalberger氏によると「恐らく、アウトバーンを走った唯一のセンチュリーかも!?」と話します。

 外観デザインはセンチュリーでは珍しいドアミラー仕様であること以外は日本仕様と大きな差がないように見えますが、細部を見ると左リアに電動アンテナの追加と横長のナンバープレートに合わせて切欠きの変更、そしてリアフォグランプの追加がおこなわれています。展示車のボディカラーは鸞鳳(らんぽう)と呼ばれるグロリアスグレーメタリックです。

 内装も同様で、パッと見る限りは左ハンドル化されている以外は大きな差はなく、日本独自装備ともいえるレースのリアカーテンも装着されている状態ですが、センチュリーならではの変更があります。それは「各操作系の標記」です。

 日本仕様は、エアコンやパワーウィンドウなどが日本語で表記されているのですが、このモデルはすべて英語表記に変更されています。これはセンチュリーならではの「違和感のない違和感」といえる部分かもしれません。

 ボンネットを開くと日本仕様と同様に5リッターV型12気筒エンジン「1GZ-FE」が搭載されていますが、細かい部を見ると左ハンドル化に合わせてブレーキマスターとバッテリーの位置が左右反転しているのが分かります。ちなみにエンジン左右に装着されているはずの補機類を覆う樹脂カバーが装着されていないのは不明です。

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最終更新:2/27(木) 21:45
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