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【林青空 インタビュー】自己紹介として自信を持って渡せるアルバム

2/25(火) 12:02配信

OKMusic

地元・大阪を中心に弾き語りにてライヴ活動を続けてきた林青空。10代の頃から大切にしてきた曲たちと、今だから作れる曲を詰め込んだというアルバム『出航日和』は約2年間にわたり制作された。夢を叶え大海原へ旅に出る彼女のメジャーデビュー作について、じっくりと話してもらった。

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新旧の林青空を知ってもらえ、持って旅に出たら無敵だと思える作品

──メジャーデビューおめでとうございます! まず、デビューが決まった時の率直な気持ちを教えてください。

ひとりでライヴハウスやストリートでライヴをやってきて、ライヴを観てくださったレコード会社の方から声を掛けてもらい、育成からスタートしたんですが、そこから事務所も決まり、デビューということになりました。デビューが決まってからはとんとんと話が進んで。なので、デビューが決まった時はいまいち実感がなく、“そうか。メジャーデビューするのか”と変に冷静でした。でも、自分にとってはこれまでライヴをして頑張ってきたけど、初めて分かりやすいかたちで両親とかに“デビューするよ”って報告できたのはすごく嬉しかったですね。

──ご両親はどんな反応でしたか? 泣いていました?

いえ…“ついにやな! 頑張りや”と。たぶん、私よりも不安だったり、心配していたと思いますよ。

──25歳前後だと周りは就職したりしていますしね。そこに不安とかは?

そうですね。大学を卒業して就職した友達が多かったから、自分からは連絡が取れず…。連絡していい時間帯とか分からないので、自分のほうからは交流を取っていなかったんです。でも、“デビューをします”とSNSとかに情報を出した時、向こうから連絡してくれて。そこから“会おうよ”っていう話になったんで、やっぱりメジャーデビューをするのは大きいことなんやなと思いました。

──デビューしたら知らない友達からいっぱい連絡が来ますよ(笑)。

すでに連絡入ったりしていますよ(笑)。まだ、早いよって思うんですけど(笑)。

──そんな林さんのデビューアルバム『出航日和』はシンガーソングライターとして、ひとりの女の子としての名刺代わりとなるような作品に仕上がった印象がありました。曲を聴いているだけで、人柄や考え方などが見えてきたり、恋愛ソングも多いので恋愛した時の林青空を知れたり。“これが私です”と言いながら渡してもいいんじゃないかとも思いました。

ありがとうございます! 恥ずかしいですね(笑)。

──制作期間は約2年だそうですが。

そうですね。ただ、このアルバムに入っている曲を初めてレコーディングしてから2年になるということで、“アルバムを作るぞ!”という気持ちで最初から録ってたわけじゃないんですよ。いい曲ができたらレコーディングをして、曲が溜まってきた時にデビューが決まったので、“じゃあ、どういうかたちでリリースしようか”という話からアルバムにしようと決まったので、結果的に2年くらいかかったということで。

──実際、アルバムに対する手応えはいかがですか?

さっき言ってもらったように、自分でも自己紹介になる一枚だと思っていて。最初、アルバムでデビューすると聞いた時は“アルバムで!?”ってなったんですけど(笑)。これまでライヴでずっと歌ってきた大事な曲たちだし、アルバムを作るとなった時に“こういう曲が欲しいな”と思って書いた曲もあるので、新旧の林青空を知ってもらえる一枚となってます。このアルバムを持って旅に出たら無敵だと思える作品ですね。

──その想いが“出航日和”というタイトルになったと。

“こっから行くぞ!”という想いを込めたタイトルですね。

──このアルバムのために作った曲はどれになるのですか?

アルバムで初めて音源化する曲は多いんですけど、ライヴで演奏してない曲は「g’night」「ファイティン」「BLUISH WHITE」の3曲ですね。アルバムを作ることが決まってから書いた曲は「出航日和」「マイフレンド」「猫背」と先ほどの3曲になります。

──SNSの生配信も観ていたのですが、ファンの方から“この曲、早く聴きたい”という声が多かったので、すでに披露されている曲ばかりかと思っていました。

収録曲をすでに情報として出しているので、それを見て言ってくれてたんだと思います。

──なるほど。そして、林さんの人柄が伝わってくる歌詞についてうかがいたいのですが、作詞をする時に大切にしていることはありますか?

作詞はメロディーが思い付いた時に一緒に出てくることが多いですね。メロディーと一緒に出てくる何行分かの言葉をその場でメモして、そのまま歌詞に入れてしまうことが多いです。そういう作り方なので、大切にしていることとなると、出てきたままのリアルな歌詞にすることですかね。あとから整えてはいるんですけど、“嘘は付かない”ということだけは自分の中で決めています。

──では、メロディーも含めてどのような流れで曲を作っていくのですか?

曲によって違うんですけど、「出航日和」は歌詞から書きました。歌詞と言っても文章のように言いたいことを箇条書きにして、歌詞に落とし込んでからメロディーを付けてコードを探していくという。でも、「マイフレンド」はBメロからメロディーを先に付けて、歌詞を書いていくという全然違うやり方でした(笑)。「g’night」は鍵盤で作ったんですけど、コードから作ったし。

──普段の生活の中で思い付いたものはメモに残しておくんですね。

はい。鼻歌も録音しているし、言葉もメモしているし…“この作り方が一番やわ”と決めないようにしています。いろんな作り方を試すことが楽しい気がするので。

──こんなに幅広い作り方をするアーティストもかなり珍しい気がします。

ははは。まだ固まっていないだけかもしれないですけど、歌詞から書かんとあかんとか、そうしないとできないとか思いたくないなので。

──だから、素直で純粋な曲が生まれてくるわけですね。タイトル曲となる「出航日和」ですが、ワクワクするようなメロディーの明るさにバンドサウンドの力強さが合わさって、林さんの“ここからから挑戦していくぞ!”という気持ちも表れていると感じました。アコースティックとはまた違った一面がうかがえて、曲の良さが増していますね。

この曲はメジャーデビューで上京が決まって、これからに向けての決意とか自分の想いを曲にしておかないといけないという気持ちで書きました。同時にアルバム制作が決まっていたので、1曲目になるような曲にしたいとディレクターさんと話しながら作っていったら、それに相応しい曲になりましたね。

──確かにぴったりの曲になりましたね。また、今作ではアコースティックのみの楽曲はなく、バンドサウンドで仕上がっています。高橋宏貴(ELLEGARDEN, PAM,THE PREDATORS)、片山 僚(Halo at 四畳半)など、実力派アーティストが多数参加していますが、バンドでのレコーディングはどうでしたか?

CDはバンド音源で作るっていうイメージがあったので。だから、自然な流れでバンドサウンドに仕上げるのは受け入れられました。やっぱりプロのミュージシャンの方々と一緒にレコーディングすることでたくさん刺激をいただきましたね。単純に“すごいな”と思ったし、面白かったです。ドラムは高橋さんと片山さんに協力してもらったんですけど、“叩く人が変わると曲がこんなに変わるんや!?”って驚きました。自分の曲やから違いがすごく分かりやすかったし、音楽についてまだまだ知らんことが多いと実感したので、これからもいろんなプレイヤーさんと一緒に仕事したいなって思いました。アルバムが完成して曲がもっと良くなったのが嬉しかったです。

──アコースティックからバンドサウンドに変わったらアレンジも変わると思うのですが。

アレンジャーさんにデモ音源を渡す際、どういう曲でどんなイメージなのかは伝えました。でも、専門的なことは分からないので、“この曲は古い感じの家で~”とか抽象的にしか言えないんですけど(笑)。そうやってざっくりとしたイメージだけを伝えて、提案してもらったものと少しずつ擦り合わせながら作っていきました。サウンドに関してもギターがどうこうとか言えなくて、“もうちょっとキラッとした感じ”とか言ってましたね(笑)。それこそ「出航日和」はパーっと広がる感じを上手く表現してくださったので、イメージ通りに仕上がりました。

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最終更新:2/25(火) 12:02
OKMusic

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