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半導体株続落-新型ウイルス感染拡大でサプライチェーンリスク深まる

2/25(火) 7:03配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 24日の米株式市場で半導体株は大きく下落。新型コロナウイルスの感染拡大が売り上げとサプライチェーンに及ぼす影響に対する懸念が強まった。

フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3営業日続落。一時は5.4%安と1日の下げ率としては2019年1月以来の大きさとなった。

米国みずほ証券のアナリスト、ビジェイ・ラケシュ氏はリポートで、新型ウイルスの感染が「韓国や台湾、イタリア、イラン、日本の一部にも広がっている。通常の渡航に加え、パソコンやサーバー、端末、メモリーのサプライチェーンの機能に影響を及ぼし始める可能性がある」と分析。影響は混乱期間の長さに左右されるが、「今回のウイルス拡散のピークはまだ見られていない」と指摘した。

半導体株は幅広く売られ、SOXの全構成銘柄が下げた。主な銘柄ではアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が一時11%下落し、取引時間中としては18年12月以来の大幅安となった。

AMDは画像処理半導体(GPU)市場でシェアを拡大しつつあるが、新型ウイルス感染拡大が「GPU市場へのリスクをつくり出している」と野村傘下インスティネットのアナリスト、デービッド・ウォン氏は指摘。新型ウイルスが中国やその他の国の景気低迷につながる場合、「多くの半導体エンドマーケットで需要に影響が出かねない」とした。

エヌビディアは一時8.9%、アプライド・マテリアルズは6%、ラムリサーチは6.8%、それぞれ下落した。

SOXは終値ベースで最高値を先週更新したばかりで、昨年5月の安値をなお約40%上回っている。サンフォード・C・バーンスタインのアナリスト、ステーシー・ラスゴン氏は、アクティブ運用のマネジャーのポートフォリオでテクノロジー株の比重が過度に高まっており、その中でも半導体株が目立つと指摘した。

原題:Chipmakers Sink as Spreading Virus Deepens Supply-Chain Risk(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Ryan Vlastelica

最終更新:2/25(火) 7:03
Bloomberg

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