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機内食の進化、新鮮な野菜にウェルネスフード

2/26(水) 10:00配信

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格安航空会社の進出もあり、様々な航空会社に乗って海外旅行をする人が増えている。飛行機に乗るときの楽しみの1つとして、航空会社別の機内食を挙げる人は少なくないかもしれない。しかし楽しみとは裏腹に、「美味しくなかった」と感じる乗客も多い。

そんな機内食が、今後はフレッシュかつ健康的であることが求められるかもしれない。

シンガポール航空やエミレーツ航空などの航空会社は、機内食改善のために空港近くに植物工場を開設し、工場で生産した新鮮な野菜を機内食に使い始めている。ウェルネスやサステナビリティ意識の高まりが、機内食をどう進化させているのか、その最新トレンドを解説する。

機内で味が変わる理由

そもそもなぜ機内食は通常と比べて美味しくないと感じる人が多いのだろうか?

もちろん地上と違って梱包と配給の間に時差があること、事前調理され冷蔵・冷凍されたものを食べていることなどが根底にあるが、食事をする時の環境、つまり上空での加圧と湿度が、乗客の味覚の感じ方に影響している。

通常、標高が高いと食べ物の味自体と、人の味覚機能が低下する。上空の加圧の結果、食べ物は乾燥してうま味がなくなってしまう傾向が強く、さらに乗客は乾燥のためにのどが渇く。イギリスの新聞社DaliyMailの記事によると、高地では塩味と甘味の知覚が30%低下することが示されている。

また、機内の湿度の低下から鼻が乾き、料理を味わうために不可欠な人の嗅覚センサーが減少する。その結果、乗客は無味乾燥な食事という風に感じてしまうことが多いのだ。

少なくともエコノミークラスでは、個人でチェックインをすることが可能になってきた2010年代頃から、好みや体質によって機内食を選べるようになってきた航空会社もあるものの、機内食に関しては各航空会社まだまだ改善を続けている状態だ。

そして現在、飛行中のストレスを減らす機内での運動や瞑想などの促進と共に、機内食もウェルネス志向になってきている。航空会社は他社との差別化も含め、健康的でフレッシュな機内食の改善に注意を払ってきている。

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最終更新:2/26(水) 10:00
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