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新型コロナ余波でJリーグが公式戦延期決断も…その影響は?

2/26(水) 6:02配信

THE PAGE

 続けて午後に行われた理事会でルヴァンカップに関する決定事項を事後報告し、さらに残る87試合の延期を起案して了承された。刻々と変わる状況に随時対応しながら、他の主要プロスポーツに先駆けて延期を決めるまでの経緯を村井チェアマンはこう説明する。

「昨日からステージがひとつ変わっている、という認識をすべてのクラブで共有した結果、極めてイレギュラーで緊急の意思決定でしたが、明日のルヴァンカップから日程を変更し、政府の取り組みにサッカー界およびJリーグとして最大限の協力をしていくことを全会一致で確認しました」

 中断期間を来月15日までとしたのは、専門家会議が指摘した「1、2週間」に余裕を加えたためだ。今後は18日に予定されるJ1およびJ2の第5節からの再開を目指して情報を収集しながら準備を進め、同時に延期したカードをいつ代替開催するのかも決めていく。

 しかし、今シーズンはただでさえ過密スケジュールのもとでの戦いを余儀なくされている。2016年のリオデジャネイロ大会までは五輪開催期間中も行ってきたリーグ戦に、母国開催の東京大会においては約1カ月半にわたる中断期間を設けることをすでに決めているからだ。

 スケジュールの再編においては、東京五輪へ向けて設定した中断期間は現状のまま残し、そのうえで前後における平日開催の形ではめこんでいく作業を、ホームチームのスタジアム確保などを踏まえながら進めていく。ただ、今後のスケジュールを見る限りは、かなりの困難を伴うと予想される。

 週末の試合との間隔を考えれば、平日開催の場合は原則として水曜日が対象となる。例えば7月第1週開催の第21節をもって中断に入るJ1は、ルヴァンカップのグループリーグや天皇杯全日本サッカー選手権大会の2回戦および3回戦などが組まれている関係で、水曜日がほとんど空いていない。

 現状では4月15日、5月13日、同20日が空いているが、同27日にルヴァンカップのプレーオフが行われるため、その前に今回延期されたグループリーグ第2節および第3節を組み込まなければいけない。となると、五輪前にJ1リーグ戦を代替開催するのは極めて難しくなる。

 リーグ戦の開幕直後に東日本大震災が発生した2011シーズンは、J1リーグ5節分の45試合、J2リーグ同じく60試合をそれぞれ延期。そのうえで、開幕直前だったヤマザキナビスコカップ(当時)の大会方式を大きく変更して、スケジュール面での余裕を作り出していた。

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最終更新:2/26(水) 22:51
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