新型コロナウイルスが沖縄県にも観光を中心に大きな影を落とす中、中日ドラゴンズは北谷町と読谷村で行った2020年の春季キャンプを打ち上げた。
2年目を迎えた与田剛監督は「100点近い数字をあげてもいい」とキャンプを総括した。新監督だったちょうど1年前「70点」と評価したことから見れば、相当な手応えがあったと思われる。即戦力の補強なきままに新しいシーズンを迎えるドラゴンズ。選手個々のレベルアップは当然のことだが、当コラムで1か月前のキャンプインの際に挙げた3つの課題はどうなったのだろうか?検証してみたい。
1つ目は「絶対的な抑え投手」である。
過去にいち早く「投手分業制」を採り入れたドラゴンズにとって、この存在は球団史から見ても特に重い。しかし、2018年シーズンで引退した岩瀬仁紀さん以降、ドラゴンズに“守護神”がいない。そんな中、2019年は1点差での負けが27試合もあった。
では2020年シーズンで“抑え”役は誰が務めるのだろうか。キャンプ終了時点では、候補は昨季も後半にクローザーだった岡田俊哉投手と、中継ぎからの転身を狙う藤嶋健人投手の2人であろう。母国キューバからの五輪出場を抱えるライデル・マルティネス投手は動向が不透明。結局、キャンプ中に青写真を見ることができなかった。
2つ目は「正捕手」である。
選手兼任監督も務めた谷繁元信さん引退後、こちらは抑え投手以上に長い“空席”が続く。昨季はチームトップの92試合に出場した加藤匠馬選手も2月21日のオープン戦後に2軍落ち、再調整となった。その後は複数の捕手が交代でマスクをかぶっている。そこからは誰が開幕マスクに選ばれるのか、見えてこない。「正捕手」が必要なことは言わずもがなであるが、それを選ぶことができない現実は今なお続いている。
そんな中、背番号「44」、ドラフト4位ルーキーの郡司裕也選手が、キャンプを1軍で“完走”したことは明るい材料であろう。新人の開幕マスク、その可能性はある。
最終更新:3/6(金) 11:08
CBCテレビ
































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