3月3日の「ひなまつり」に合わせ、家庭などで飾られる「ひな人形」。このひな人形が『掃除』や『散髪』といった“現代の生活”を送っている写真が話題になっている。中には、卓を囲んで『麻雀』を打つという姿も…。なぜ、ひな人形をこうした姿で表現しているのだろうか。
今話題となっている、ちょっと変わったひな人形の数々。ダイナミックに体操・鉄棒の片手大車輪を決める様子や、ヲタ芸、「桜を見る会名簿」と書かれたものを持つお雛様など、穏やかな表情に美しい装束という姿はそのままに、旅行やスポーツの風景、時には時事ネタにも切り込んでいる。
お雛様をこんな姿にしてしまったのは一体どんな人物なのか。取材班が訪れたのは、名古屋市。沢山のひな人形に囲まれて作業している女性に話を聞いた。
(Q何をしている?)
「ご家庭で置けなくなったお雛様をお預かりして、どうやったら(お雛様の)“第二の人生”になるかなと考えています。」
こう語るのは、名古屋市の主婦・吉野孝子さん。子どもが大きくなり、捨てられる運命にあったお雛様たちを引き取って、「第二の人生」を謳歌してもらおうというのだ。
実は、4516本の帯を所有し、帯のコレクターとしてギネス世界記録を持つ吉野さん。古い着物をリメークする教室などを主催していて、ひな人形リメークのきっかけは12年前、生徒さんの一言だった。
「お雛様に自分で作った着物が着せられないかなと。『じゃあ1回脱がせよう』と脱がせたら、針金が入っていて動くんです。顔も動く。動きをつけたら楽しいお雛様になるよねと。捨てるということはごみになるということだから、飾って皆さんに見てもらえれば、これだけの人数の“子どもたち”が救える。」(吉野孝子さん)
時にはビールをたしなみ、イクメンになるお雛様。表舞台から引退したひな人形に、現代の日常生活を送ってもらい、その姿をまた多くの人に見てもらおうというこの活動を、吉野さんは『福よせ雛プロジェクト』と名付けた。
最終更新:3/1(日) 19:12
MBSニュース






































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