「Mobile World Congress(MWC) 2020」の中止を受けて、バルセロナは不気味なほど静かだ。
【画像】例年MWCの時期は参加者たちでごった返すランブラス通り。「こんなに人がいないのを見たことがない」(クリックで拡大)
2020年2月にGSMAがMWCを中止したことで、展示会で直接会うアポは全て白紙になった。加えて、電話インタビューという形で準備していた展示会に先立つプレブリーフィングも、全てキャンセルされた。
MWCという絶好の機会を狙った発表は、おそらく全て“延期”されたことになる。しかし計画していた製品発表がどのように再調整されていて、今後いつ、どこで行われるのかについて答えられる状態にある企業は1つもない(Huaweiについては2020年2月24日、折り畳みスマートフォンの最新バージョンである「Mate Xs」を発表しているが)。
ただ、MWCの中止によって、モバイル業界の機能が停止してしまったという訳ではないことは明らかだ。メディアやアナリストの関心が枯渇してしまった訳でもない。同業界はいまだ5G(第5世代移動通信)展開の初期段階にあり、仕様、機能、設計そしてスマートフォンアプリが進歩を続けていることを踏まえると、モバイル業界に対する注目は全く失われていないといえる。
MWCが開催されていれば容易に答えを得られていたはずの質問があるのだが、もはや一か所で同時に全ての答えを集めることはできなくなってしまった。それらの質問を下記に挙げる。
現在、ミリ波を用いたネットワークに対応する5Gスマートフォンはあるが、これは周波数帯域がサブ6GHzのネットワークでは機能しない。
Qualcommが2019年12月に開催した「Snapdragon Tech Summit」において、同社プレジデントのCristiano Amon氏は「真の5Gとは、サブ6GHzとミリ波を組み合わせたものであり、それは世界規模で展開されるようになる」と述べている。その上で同氏は、サブ6GHzとミリ波の両方に対応するスマートフォンの登場は2020年第1四半期末になる、と業界が見込んでいることに言及した。
普遍的な5Gスマートフォンを初めて立ち上げるのはどのメーカーか、を知る手掛かりは、MWCで得られるはずだった。
最終更新:3/3(火) 12:30
EE Times Japan




























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