ここから本文です

新型コロナで拡散、マスクの「再利用」正しい方法は?リスクは?感染症対策の専門家に聞きました

3/3(火) 12:16配信

BuzzFeed Japan

新型コロナウイルスの感染拡大で続くマスク不足。そうしたなか、ネット上などでは様々な「マスクの再利用」法がシェアされている。一部では「デマ」との指摘もあがるが、実際はどのような方法が正しいのか。感染症対策の専門家に話を聞いた。【BuzzFeed Japan/籏智 広太】

ネット上で広がっているのは、使い捨てのサージカルマスク(不織布マスク)の使い回しに関する情報だ。

水洗いをして太陽の下で干す」「普通に洗濯する」「アルコールや次亜塩素酸水で消毒する」「煮沸する」「電子レンジやアイロンで加熱する」などのパターンが多く、実際に実践している人もみられる。

こうした再利用法はどれほど有効なのか? BuzzFeed Newsは感染症対策コンサルタントの堀成美さんに取材した。

そもそもこうしたサージカルマスクには、すでに咳やくしゃみなどの症状がある人がつけることで、飛沫感染を防ぐ効果がある。無症状の人に対する予防効果があるわけではない。堀さんもこの点に言及する。

「マスクはそもそも咳やくしゃみ、発熱などの症状がある人が着用するものであり、これは世界の専門機関、WHOや米国CDC(疾病予防管理センター)、また日本の専門家団体もそういっています」

「元気な症状もない人がつけたほうがいいか、どのマスクなら安全なのかという話にはなりません。わかりやすく言い切るとしたら『どれでもいい』です」

堀さんは、あくまでマスク不足の影響を大きく受けるのは、「病気・高齢者の世話の人をする医療者や介護スタッフ」であるとして、こうも述べた。

「ここでの不足は院内感染事故や、他の患者さんの安全を脅かす大きな問題となりえます。いまは必要なところにマスクが届く、ということが大切な状況にあります」

再利用の注意点は?

こうした前提があるとしたうえで、堀さんはマスクの「再利用」をする場合は以下の2点に注意するよう指摘した。

「繊維を傷つけないようにやさしく洗う」「よくかわかす」

そもそも新型コロナウイルスは界面活性剤で十分不活化する(そのため、石鹸での手洗いが有効なのだ)ため、洗剤で洗って干せばいいという。

「特別な洗剤である必要はありません。そもそも触る手も、つける顔も無菌ではありません。洗剤で洗って干せばいいでしょう」

一方で、消毒薬の使用はリスクもあるため、「あえて使わないのが安全」と指摘した。

「消毒薬は使い方によっては危険です。吸い込んだりするリスクもありますので、安全に使う知識や技術がないときには、あえて使わないのが安全です」

「本当に使った方がいいならば、専門家や専門家団体が必ず情報発信をしますので、そういった情報がないときに思いつきや見よう見まねでやらないほうがいいのが消毒薬の使用です。不安を利用した宣伝活動も増えているので、注意したいテーマですね」

1/2ページ

最終更新:3/3(火) 16:36
BuzzFeed Japan

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事