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夢は“仏師” 仏像に魅せらた男子高校生 「仏像作りは自分の生きる糧」 5歳から作り続け…個展も開催

3/3(火) 21:00配信

NBS長野放送

 仏像に魅せられた高校生の話題です。5歳の頃から仏像を作り続け、個展を開くまでに。将来の夢は仏像の制作者「仏師」という高校生の揺るぎない仏像への思いを取材しました。

 長野県須坂市の田中本家博物館で開催中のとある個展。

 優しい表情の観音様に。

 怒りに満ちた形相の「明王」。

 全部で30体の仏像が展示されています。

 作者は、長野市の高校1年生・宮沢汰佳(たいが)さん。自称「高校生仏師」です。

宮沢汰佳さん:
「きょう2月15日は、お釈迦様が亡くなった涅槃会の日です。お釈迦様とご縁の深い日に作品展が開幕できるのは、心からありがたいことです」

 個展の初日は、本人による作品解説がありました。こちらは、去年完成した「千手観音菩薩立像」です。

宮沢汰佳さん(解説):
「『どうして千本の手が無いの?』と聞かれるんですけど、二十五の世界を一本の手で救う。真ん中の合掌した手を除いて(四十本)かけると千になる。すべての人をもれなく救いとるとうのが観音様の誓いです」
「それぞれの手に『持物』と言って、持ち物をたくさ持っています。面白いものですとブドウ。奈良時代にはあったと言われています。その当時は、果物というよりはお薬として使われたそうなんです」

 自宅での仏像制作はほぼ毎日。石粉粘土で表情豊かな仏像を作っています。

宮沢汰佳さん:
「バランスとか、着ているもののしわの流れ『衣紋』というんですけど、その研究をしながら作っています。何もない状態から粘土を盛って作っていくので、自分の思ったような形が表れていくのが一番楽しい」

 汰佳さんが仏像にのめり込んでいったのは、なんと3歳のころ。雑誌に載っていた「十一面観音」を見た時からでした。

母・知美さん:
「見せていいのかな。怖がるんじゃないかなと思ったんですけど、見た途端、興奮しだした。『え、なんで好きなの?』って感じで」

宮沢汰佳さん:
「美しい形であったりかっこいい顔に惹かれましたね」

 最初は、ひたすら「かっこいい仏像」の絵を描いていましたが、それでは飽き足らず、5歳のころから、写真などを基に粘土で仏像を作るようになりました。それから10年余り。作品は300体以上にのぼっています。

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最終更新:3/16(月) 17:48
NBS長野放送

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