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新型コロナ、満員電車や映画館のリスクは?「換気が悪い」ってどの程度?専門家に聞きました

3/4(水) 17:35配信

BuzzFeed Japan

3月1日、厚生労働省は、新型コロナウイルス(COVID-19)の集団感染が確認された場の共通点として以下の3点を挙げました。

未だ品薄のマスク。「再利用」の正しい方法は?リスクは?

「換気が悪く」「人が密に集まって過ごすような空間」「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」

翌3月2日に発表された専門家会議の見解でも、「ライブハウス、スポーツジム、屋形船、ビュッフェスタイルの会食、雀荘、スキーのゲストハウス、密閉された仮設テント等です」と具体的な名前を挙げ、類似の環境への注意を呼びかけています。

しかし、わかるようで、よく考えると微妙にわかりにくいこの表現。

「換気が悪く」とは具体的にどのような状態を指すのでしょうか? 満員電車は? 映画館は?

一般の私たちが自分の行動を検討しやすいよう、より具体的なポイントが知りたい……。

感染対策のプロである聖路加国際病院、QIセンター感染管理室マネジャーの坂本史衣さんに聞きました。

※インタビューは3月3日にメールで行い、その時点の情報に基づいています。

「換気が悪く」って何? 満員電車のリスクは?

――「換気が悪く」とは具体的にどの程度のことをさすのでしょうか。なかなか具体的には指し示しにくいと思いますが、目安があれば教えてください。

「換気が悪く」という条件は「風通しが悪い空間」という意味ですが、これは「手を伸ばせば届くくらいの近い距離に人がたくさんいて、絶えずしゃべったり、歌ったり、叫んだりしている」+「風通しが悪い空間」というセットで考える必要がある条件です。 

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の見解で挙げられているライブハウス、カラオケボックス、クラブ、立食パーティー、自宅での大人数での飲み会などがそのような空間の例です。

人がたくさんいたとしても、直接触れ合うこともなく、またモノを共有することもなく、黙って座っているような場所は、例に挙げたような場所に比べるとリスクは下がると思われます。

もちろんそこに咳き込んでいるような方がいないという条件のもとですが。

――満員電車は、「換気が悪く」「人が密に集まり」「不特定多数の人が接触する」3つの条件に当てはまっているように感じます。リスクはどう捉えられているのでしょうか。

満員電車で皆が喋っていたり、歌っていたり、叫んでいたりすれば電車はリスクのある場所ですが、普通みんな無言ですよね。

なので、たしかに換気は悪いし、人との距離は近いけれども、上で挙げられている場所に比べればまだリスクは低いと思います。

ただ、リスクをより下げるために時差通勤するなどの対策が望ましいと考えられていると捉えています。

――やむなく乗車する際、気をつけられることがあれば教えてください。

咳エチケット(咳のある人はマスクを着けるか口元をハンカチか袖で押さえる)、乗車中は顔に触れない、下車してから石鹸と流水で手洗いをする、といったところでしょうか。

下車して即座に手を洗う必要はないですが、手を洗うチャンスがあるまではなるべく顔に触れない方が良いと思います。

――映画館や劇場などはいかがですか?

一概に「大丈夫」とは言えませんし、状況によりますが、考慮すべき点は変わりません。上に挙げた条件に当てはまる場所は、各自で判断可能かと思います。

もちろん、場所に関わらず、発熱や咳など風邪のような症状があればお出かけは控えた方がよいです。

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最終更新:3/4(水) 17:35
BuzzFeed Japan

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