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入国制限で韓国「大混乱」 日本への就職・入学できず

3/6(金) 17:03配信

聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】日本政府が5日、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として韓国からの入国を大幅に制限する措置を打ち出したことで、日本への留学や出張、就職を予定していた人々の間に混乱が起きている。

 韓国外交部などによると、日本政府は観光などのため自国を訪問する韓国人にビザ(査証)なしでの90日以内の滞在を認めているが、このビザ免除制度を9日から一時停止する。また、9日からは発行済みビザの効力を停止し、新規ビザの発行も止める。韓国からの入国者に対しては、自宅やホテルでの2週間の待機を要請する。

 日本政府のこうした発表に、日本に住居があり韓国に一時帰国している韓国人の留学生や会社員、日本人旅行客は、スケジュールを調整して9日までに日本へ戻るなどしている。

 4月の新学期開始を前に韓国に帰国し、今月14日に東京へ戻る予定だった20代の留学生は、日本政府の発表を受けて慌てて飛行機を予約し、日本に戻った。空港では同じように急いで戻った日本在住の韓国人が多かったという。

 東京で勤める30代の会社員も「休暇のため2週間の予定で韓国に帰国したが、会社から急いで戻るように言われ、きょう夜の飛行機を慌てて予約した。日本政府が事前協議もなく急に発表し、腹が立っている」と話した。

 韓国に滞在中の日本人旅行客も、帰国を急いでいる様子だ。ツイッターなどでは「早く帰国しなくては」といった訪韓日本人客の書き込みが目に留まる。

 一方、日本に渡航したくてもできない人々はもどかしさを募らせている。

 4月から日本の大学に留学する予定の20代の仁川在住者は、まだ留学ビザを取得できずにいる。「ビザの発行が停止され、4月の入学をあきらめなければいけないのか心配だ」とこぼす。

 4月の日本企業入社を予定する人も「引っ越しの荷物をすでに日本に送っており、ビザさえ発行されれば家族と渡航する準備ができているのに、会社から発行が停止されたという連絡を受けた。ビザを取得して日本に入国しても2週間は隔離(待機)となり、事実上、入社が延期された」と話している。

 日本留学専門会社の関係者は、前日の5日からビザに関する問い合わせが絶えないとし、休学を勧告する大学もあれば、ビザ制限が解かれれば受け入れるところもあり、状況はそれぞれだと伝えた。

 日本への旅行や出張の中止を余儀なくされた人も多い。

 日本企業の韓国支社に勤める50代の会社員は「今月、日本へ出張する計画だったが、取りやめた。日本企業なので両国を行き来することが多いのに、当面は往来が難しそうだ」と心配を口にした。

 日本旅行に関するオンラインコミュニティーには、日本行きの航空便をキャンセルした、日本から韓国への出国空港を変更したといった書き込みが相次いでいる。

 日本政府は9日から、韓国からの航空便の到着を成田国際空港と関西国際空港に限定するため、日本から韓国への航空便も、ほぼこの2空港を利用せざるを得ない状況だ。

 航空券を専門に扱うソウルの旅行会社関係者は「9日までに日本へ出国しようとする人、9日以降の航空券予約をキャンセルしようとする人、9日以降に日本から帰国するため成田空港や関西空港出発便に航空券を変更しようとする人などからの電話がきのうから相次いでいる」と話した。

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最終更新:3/6(金) 17:06
聯合ニュース

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