ここから本文です

アフリカ豚熱対策で米国 国境衛生検査を強化 検査官探知犬 増員・育成に本腰

3/8(日) 7:12配信

日本農業新聞

 米政府は、アフリカ豚熱などの病害虫の侵入を食い止めるため、空港や港湾など国境の衛生検査態勢を強化する。米議会で与野党一致で議決した法案に、トランプ米大統領が3日署名し成立した。不足する動植物検査官などを、最大で年間400人以上増やす計画だ。特殊な能力を持つ探知犬の育成も盛り込んだ。(特別編集委員・山田優)

 2019年米国食料農業保護法は、税関や国境保護当局に農業検査に必要な欠員補充を認めるもの。ホワイトハウスは「国家の食料供給安全を改善していく」と声明を発表した。

 増員の対象となるのは、国際線の航空機や貨物船、トラックが到着する空港、港湾、道路などで動植物の検疫を担当する検査官と支援スタッフ。それぞれ最大で240人、200人を毎年新たに雇用する。

 また、荷物中の畜産物、果実、野菜などを臭いでチェックする探知犬は、毎年20チーム増やす計画だ。

 米議会上院の発表によると「検査官は毎日米国を訪れる100万人の旅行客、7万8000台のトラック、貨車、コンテナの荷物を調べているが、現状では700人近くが足りていない」という。

 法案提案者の上院議員の一人は「米国農業を脅かす病害虫の危険性はかつてなく高まっている。農家や消費者はもちろん、国家の食料供給を守るために検査官の増員が実現したことを歓迎する」との声明を出した。

日本農業新聞

最終更新:3/8(日) 7:12
日本農業新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事