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〈新型コロナ〉一斉休校に学童保育対応 臨時措置で職員配置

3/9(月) 10:08配信

福祉新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大による政府の小・中学校臨時休校の要請を受け、利用児童の増加が見込まれる学童保育について、各自治体、厚生労働省は対応に追われた。

■東京都八王子市

 市は一斉休校の要請があった翌日の2月28日、市内89カ所の全学童保育所と保護者に「開所時間は午前8時半~午後6時半。実施期間は3月2日から7日まで」とメールで通知した。通知を受けた学童保育所のある施設長は混乱を予想したが、保護者からは「やりくりして家で面倒を見る」「祖母宅に預ける」などの連絡があった。クレームはなく、「混乱が発生する前の、市の素早い決定と対応には感謝している」と話す。

 この学童保育所は登録数が130人。通常は放課後から午後7時半まで正規2人、非正規2人と、学生アルバイトや主婦のパートで運営する。施設長は「2日に何人来るか分からない」が、万全の態勢を組むため“全員集合”を指示した。しかし、利用児童は35人だった。「児童が少ない理由はよく分からない」と話した。3日に近隣小学校区域内の学童保育所に確認したところ、通常の6割から7割の登園児数だった。学童のある近隣保育園でも同様に7割程度で少なかった。

 さらに同市は4日に、9日以降の対応について通知。学童保育所は19日までは正午から午後6時半までとし、午前8時半から昼食後までは在籍している市立小学校の教室などを利用する。

 「今はまず、感染を防ぐことが第一。自粛要請を真摯に受け止めているようだが、児童であふれてスタッフが悲鳴を上げているところがあるかもしれない」と施設長は話している。

■東京都足立区

 区営の高齢者交流施設を閉鎖し、職員を放課後児童クラブのサポートに充てた。主に小学校1~3年生が利用する児童クラブを、夏休みなどと同じように朝から利用できるようにする狙いがある。

 閉鎖したのは、区内48カ所の地域交流施設「住区センター」内にある高齢者が利用する「悠々館」。勤務する職員(1施設当たり4人程度)を、同じ住区センター内などにある公立の児童クラブ70カ所の支援に割り当てた。

 通常、児童クラブには専任の指導員を配置する。悠々館には資格を持っていない職員もいるが、住区推進課の山本克弘課長は「今回は臨時的な措置で対応させていただいた」と話す。対応期間は臨時休校となる26日までと、春休み(27~4月5日)を想定しており、山本課長は「自宅で1人で長い時間の留守番をさせるのは不安。児童クラブを柔軟に運用することで、少しでも不安が解消できれば」とも話している。

■厚生労働省

学校の臨時休校に伴う対応では、保育所と学童保育については原則開所し、学童保育は夏休みなどと同様に午前中から預かるよう要請。開所に際しては、休業した学校の教師が学童保育に携わること、教室・体育館などを使用することを認めた。

 また、午前中から開所する場合には1日当たり1万200円の財政措置をする考えも示した。

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最終更新:3/9(月) 13:15
福祉新聞

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