淡路島の最北端にある『道の駅あわじ』。世界最長のつり橋・明石海峡大橋の真下にあり、レストランでは新鮮な海の幸も味わえます。
去年、旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の道の駅ランキングで関西1位。全国でも堂々の2位でした。3月10日には、航路廃止となった“タコフェリー”の乗り場跡地に、道の駅あわじなどが出資する新しい商業施設がオープン。
道の駅あわじ 倉本部長:
「年間全館で7億円とか8億円ぐらいの売り上げはあります」
今、道の駅は全国に1160ヶ所あり(去年6月時点)、年間の総売り上げは2500億円に上ります(2015年度)。2020年、新時代に突入する『道の駅』に迫ります。
■防災拠点にも…止まらない道の駅の進化
中世ヨーロッパ風の建物や庭園…。大阪から車で約1時間。『道の駅神戸フルーツ・フラワーパーク大沢(おおぞう)』です。
道の駅神戸フルーツ・フラワーパーク大沢 広報の太田さん:
「昔は花と果実のテーマパークだった所で、2017年春にテーマパークをごそっと道の駅にしました」
総面積100ヘクタール、甲子園球場25個分という広大な道の駅。敷地の中には遊園地や温泉。おサルさんのショーが見られる常設のステージも…。
もちろん道の駅ならではの土産店や、地元食材を使った料理を味わえるレストランもあります。もはや立ち寄るのではなく、“丸一日遊べる”道の駅です。
広報の太田さん:
「防災拠点としての役割もございまして、備蓄倉庫を設置しております」
この道の駅は、神戸市と連携していて、地震などの大きな災害が起きた時には、市内の避難所に毛布や食事などの物資を供給するための拠点になるんです。
倉庫はもう1つ、洋風建築の結婚式場の中にも。2つの倉庫に1万8000人分の毛布や食料品などが備蓄されていました。
Q.なぜこの場所に?
神戸市経済政策課 野里係長:
「この場所は広いので大型のトラックも入りやすいですし、出ていく時も便利ですし、迅速な搬出・搬入が出来るというのは災害時に必要だと思っておりますので、この場所を選びました」
道の駅が誕生したのは1993年。もともとはドライバーが休憩をとる場所として作られました。
その約20年後には、特産品や地元のグルメが楽しめる場所として注目されるようになり、観光スポットに進化。国はこの経過を第1、第2ステージと位置づけています。
そして、今年は第3ステージへ突入する年。道の駅を「インバウンド客の誘致・防災拠点・地域交流の拠点」に、と国は考えているんです。
2016年に起きた熊本地震の時には、道の駅が避難場所として活用された例もあります。
神戸フルーツ・フラワーパーク大沢では、防災機能をより高めるため、4月から大きな電子看板が試験的に設置され、災害情報を発信する予定で、市民の命を守る拠点に進化します。
■地元の経済も活性化!村にとっても便利な道の駅に
第3ステージに突入した道の駅は他にも。大阪から車で1時間半。3年前オープンした、『道の駅お茶の京都みなみやましろ村』です。
ここは、観光を促進させながら地域交流の拠点になることを目指して進化しているんです。
客:
「安いですよ。上手に作ってはる、きれいで。家庭菜園ではないという感じはします」
毎朝地元の農家が届ける安くて新鮮な野菜や、特産品のお茶に特化した商品の数々…。
南山城村は人口約2600人の小さな村ですが、年間来場者数は約40万人!地域活性化に一役も二役もかっている道の駅です。
道の駅お茶の京都みなみやましろ村 森本社長:
「今年度は4億円を突破しそうな勢いです。売り上げの3割は地元の野菜や商品でして、単純に1億2~3千万円位が地元の売り上げとして出てきています」
そんな勢いのある道の駅で今進行中なのが、積水ハウスと外資系大手のマリオットインターナショナルがタッグを組んだ、全国15か所の道の駅にホテルを作るプロジェクト。
今年秋以降に開業予定で、関西では京都と和歌山6箇所にできる予定です。
積水ハウス トリップベース事業推進室 栗崎室長:
「外国人の方にもたくさん道の駅を見ていただきました。その中で地域の魅力が詰まっているという事はマリオットさんのチームの方も認識していただいていて、これを展開していけばきっと成功するだろうということで進めております」
南山城村のホテルは来年春にオープンする予定。価格は1部屋1万円から1万5千円の予定です(基本2名利用)。
森本社長:
「泊まって南山城村をどう楽しんでいただくか、僕たちも作っていこうとは思っているんですけど、インフラができるのでチャンスにしたいです」
その他にも、道の駅のすぐ隣には診療所も建設中です。また駅の中にはコンビニもあり、村の人たちにとっても便利な場所に進化。そのため、人が集まり、地域交流の拠点になっているんです。
さらに、村に住む高齢者や目の不自由な人にコンビニの商品を配達してくれるサービスまであります。
利用者:
「(Q.サポートしていただけるのは心強いですか?)オフコース!南山城村の道の駅はね、森本社長を筆頭に皆さん親切ですから」
観光でオカネを稼いで、しっかりと地元にも還元する。これぞ地方創生の在り方です。
森本社長:
「村に必要な仕組みをここでどう作っていくかというところで道の駅という場があり、『南山城村自体が元気に見える』と言っていただいているので、それが何よりですね」
これからの道の駅は“地域の核”として、ますます重要なものになっていきそうです。
(関西テレビ3月3日放送『報道ランナー』内「知っトク!ニュースなオカネ」より)
最終更新:3/9(月) 7:06
関西テレビ






























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