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【医師に聞く】昼食後の激しい睡魔は要注意! 低血糖症とは?

3/9(月) 11:33配信

Medical DOC

ランチ後から夕方にかけて襲ってくる独特のけだるさ。一般には「消化のため、胃に血液が集まることで、脳に血液が行かないから」などと言われているものの、度を越してけだるさがくると、病気の可能性を疑ってもいいかもしれません。「鈴木内科・糖尿病クリニック」の鈴木先生によると、低血糖症の可能性があるとのこと。医師の間でもなかなか知られていない低血糖症の怖さについて、詳しい話を伺いました。

[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]

【この記事の監修医師】
鈴木一成先生(鈴木内科・糖尿病クリニック 院長)
北里大学医学部卒業。日本医科大学付属病院老年内科病棟医長、東京臨海病院糖尿病内科医長などを歴任後の2019年、東京都葛飾区に「鈴木内科・糖尿病クリニック」開院。改善の難しい糖尿病の治療機会を広げるべく、診療に努めている。医学博士。日本内科学会認定内科医、日本老年医学会老年病専門医・指導医・評議員、日本糖尿病学会専門医・研修指導医。

インスリンのブレーキが効きすぎると失調を起こす

編集部:
昼食後にだるさや眠気を感じるのですが?

鈴木先生:
軽度なら誰にでもあることですが、だるさや眠気に加え、集中力の欠如や視界のぼやけ、発汗、ドキドキ感などを伴っていたら、「低血糖症」かもしれませんね。このとき、“甘いもの”を食べて落ち着くようなら、いよいよ低血糖症を疑うべきです。人工甘味料ではなく、糖の含まれるアメなどで試してみてください。

編集部:
低血糖症とはどのような病気なのでしょう?

鈴木先生:
血液中の糖分が異常に低くなることで起きる症状の総称です。どのような症状に至るかは人によって異なり、だるさや眠さに限りません。重度となると、けいれんを起こしたり意識不明状態になったりします。また、もともと血糖値の高い方の場合、標準的な数値でも起こりえます。

編集部:
食後の血糖値は上がるものだと思っていました。

鈴木先生:
そのとおりです。通常なら、体内から「インスリン」というホルモンが放出され、食後に上がった血糖値を抑えてくれます。ところが、インスリンの効きが鈍くなってくると、過剰にインスリンを放出します。このブレーキが効きすぎた状態を「反応性低血糖症(機能性低血糖症)」といい、その後しばらくすると、血糖値は元の状態へ戻ります。

編集部:
反応性低血糖症は、食後のどれくらいのタイミングで起きるのでしょう?

鈴木先生:
早くて30分、遅くて3~5時間後といったところでしょうか。また、元に戻るタイミングも人により異なります。元に戻る仕組みとしては、筋肉や肝臓に蓄えられていた糖の放出です。したがって、筋肉の量や肝臓の機能といった個人差が反映されます。

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最終更新:3/9(月) 11:34
Medical DOC

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