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午前4時 山手線一番列車に乗ってみる 交錯する「朝の人」と「夜の人」 その人間模様

3/9(月) 6:05配信

乗りものニュース

都区内パスを購入し、大崎駅始発でJR山手線を2周

 2月上旬のまだ真っ暗な午前4時、東京都品川区の大崎駅には、こうこうと明かりがついていました。まだ誰もいるまいと予想した筆者(蜂谷あす美:旅の文筆家)を裏切り、そこには先客が3人、シャッターの下ろされた改札口前で時間を過ごしています。また、シャッターから少し離れた場所にも人の姿が見られました。週の半ば水曜日の、始発電車が走る前の光景です。

【写真】午前4時過ぎのJR大崎駅

 4時12分、きしんだ音とともに改札口のシャッターが上がっていきます。開ききるよりも早く入場する人もいました。私は東京23区内の普通列車が乗り降り自由になるきっぷ「都区内パス」を購入し、ホームに向かいます。

 大崎駅の始発電車は外回りのJR山手線です。「まもなく4番線に当駅始発、渋谷・新宿方面行きがまいります」とアナウンスが流れ、4時16分には見慣れた11両編成の電車がホームへ入って来ました。しかしドアはまだ開きません。見渡せば、車両ごとにひとり、ふたりがホーム上に待機しています。

 ドアが開いたのは4時22分、発車時刻の5分前でした。私は6号車に乗り込みます。発車メロディに合わせて周囲を確認すると、同じ車両に乗り合わせたのは私を含め4人でした。

 五反田駅、目黒駅、恵比寿駅と進んでいくなかで席はだんだんと埋まり、空席は残り3割といったところです。大きなスーツケースを持った4人組は並んで座れず、ばらばらに着席していました。

主要駅のたび入れ替わる客層 空港へ向かうと思われる人も

 動きがあったのは渋谷駅です。一気に20人以上が乗り込んで来ました。その大半は、深夜の街を楽しんだと思しき若い人。夜の延長を過ごしている人と新しい朝を迎えた人が混ざり合っている空間には、立ちながら眠りこける人も見られます。

 その後、新宿駅で10人ほどが下車しました。うとうとしていた人が発車メロディに起こされ、慌てて降りていきます。

 電車は進み、池袋駅で20人ほどが下車しました。渋谷駅から乗車した女性ふたり組の片方が、もうひとりの名を呼びホームへ連れ出していきます。入れ替わるように新たに乗り込んだ学生風のふたり組は、「チーフが云々」と小声で喋っていたので、きっと居酒屋バイト帰りなのでしょう。車内は再び閑散とします。

 巣鴨駅から70代前後と思われる4人組が乗車し、にぎやかなお喋りを始めました。服装からハイキングに行くことがうかがわれます。

 次に大きな動きがあったのは5時4分の日暮里駅です。スーツケースを引っ張る人、親子連れ、リュックを背負った人たちが駅到着前に立ち上がり、ドア付近に移動、一斉に下車していきます。きっと京成線に乗り換えて、成田空港を目指すのでしょう。

 気づけば周囲の年齢層は高めになっており、ツアーバス車内のような雰囲気になっていました。にぎやかな4人組が東京駅で下車すると、向かいに停車したJR京浜東北線から3人が乗り換えて来ます。さらに次の有楽町駅では通勤姿の7人が乗車。パンの入ったコンビニ袋を提げている人もいます。

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最終更新:3/9(月) 20:23
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