楽天モバイルが4月から自社回線での携帯電話サービスを開始します。正確に言えば、昨年10月から「無料サポータープログラム」として限定的なサービスを始めていましたが、それが誰もが利用できる正式なサービスに切り替わるわけです。
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3月4日にライブ中継された発表会では、気になる料金プランが明らかにされました。同社が「ワンプラン」という通り、プランはひとつだけ。月額2980円の「Rakuten UN-LIMIT」というプランだけです。楽天回線エリアのデータ通信は使い放題で、国内通話もかけ放題、さらに海外でのデータ通信も月に2GBまでは無料で使えます。かなりお得な内容です。しかも、300万人までは1年間無料。ほとんどの人が無料になると考えていいでしょう。
しかしこのプランには、注意すべき点がいくつかあります。まず、データ使い放題になるのは「楽天回線エリアだけ」ということ。楽天モバイルは、現在、急ピッチで基地局を設置していますが、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県などの一部エリアに限られます。しかし、エリア外では通話・通信ができないわけではなく、パートナー契約を結んでいるau(KDDI)の回線につながります。ただし、au回線に接続した場合は使い放題にはならず、1ヶ月に使えるのは2GBまで。足りない場合は、1GBにつき500円の追加チャージが必要になります。
1年無料なので、主に楽天回線エリアで使う人は申し込む価値はあるでしょう。楽天エリア以外に住んでいたり、訪れたりする機会は多い人は、慎重に検討する必要がありそうです。
では、「1年無料」はさておき、条件付きながら「使い放題で月額2980円」という料金プランは本当に安いのでしょうか? 各社の料金プランと比べてみました。
ドコモの「ギガホ」は30GBまでの高速通信が使えて、超過後は最大1Mbpsに減速されるプランです。しかし4月30日まで、毎月60GBまで使える「ギガホ増量キャンペーン」が実施されており、5月以降も同様のキャンペーンを続行することが予告されています。よほどのヘビーユーザーでない限り、1日に2GBも使うことはないでしょうから、実質的には「ほぼ使い放題」のプランと言っていいでしょう。
auの「auデータMAXプラン Pro」は、データ通信が使い放題のプランですが、テザリング、データシェア(複数台での利用)、世界データ定額で使う場合には合計30GBまでという制約があります。
ソフトバンクが3月12日から提供する「メリハリプラン」は、従来の「ウルトラギガモンスター+」と同じく「YouTube」「Amazon Prime Video」「TVer」などの動画サービスと、「LINE」「Twitter」「Facebook」などのSNSを利用する際のデータ消費がカウントされません。それに加えて50GBまで使えるので、これも「ほぼ使い放題」のプランと言えるでしょう。
大手3キャリアのプランは、対象の固定通信サービスに加入したり、家族で契約したりすると割引が適用されます。最大限の割引が適用され、5分までの通話が無料になるサービスを追加した場合、各社の料金は次のようになります。
楽天モバイル
1年目:無料
2年目以降:2980円
2年間合計:3万5760円
NTTドコモ
6カ月目まで:4680円
7カ月目以降:5680円
2年間合計:13万320円
au
6カ月目まで:4980円
7カ月目~12カ月目:5980円
13カ月目以降:6180円
2年間合計:13万9920円
ソフトバンク
6カ月目まで:4280円
7カ月目以降:5280円
2年間合計:12万720円
楽天回線だけで足りるという前提であれば、楽天モバイルの安さは圧倒的です。しかし先述の通り、楽天回線のエリア外に居住していたり勤務したりしている人は、注意が必要です。au回線エリアで2GBを使い切ると速度制限がかけられ、データ容量の追加購入が必要になります。
最終更新:3/11(水) 6:01
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