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東日本大震災から9年…地震予測研究の最前線

3/11(水) 13:26配信

静岡朝日テレビ

 長尾:ケミストリーも出てたから
 鴨川:どうだったんですか?
 楠城:データをそろえて
 長尾:サイエンスではないんですよ。ユーザが。

 何やら難しい会話をしているのは、3人の大学教授です。ある研究テーマについて話していました。

東海大学 長尾年恭教授:「(地震の)予測技術や新しい解析技術を作っていくことです」

 テーマは「地震の予測や解析」です。

静岡県立大学グローバル地域センター 楠城一嘉特任准教授:「今、2016年に起きた熊本地震の解析をしようと思っています」

 2016年4月、最大震度7を記録した熊本地震。発生から4年が経とうとしている地震をなぜ今、解析しているのでしょうか?

楠城特任准教授:「熊本地域にかかっている(断層の)力の具合を推定することができます」
記者:未来に起こる地震を“予知”できる?
楠城特任准教授:「実際には“予知”は今のところは出来ないんですが、私たちは“地震の起きそうな可能性のあるところを絞り込む”ということ」

研究対象は断層の「くっつき具合」 力がたまっている場所は推測できつつある

 研究しているのは地震を起こす原因となる断層の「くっつき具合」です。これは現在の熊本地域の断層のくっつき具合を色で分けたもの。青色が濃くなるほど断層が強くくっついていることを示しています。「熊本地震」当時のものと比較すると、被害の大きかった熊本市や益城町とは離れた場所で、力が加わり始めていることが分かります。

楠城特任准教授:「(地震の)大きさはまだ分からないが、(プレートに)力がたまっているところはある程度推測できつつあります」

津波発生の確率は交通事故より高い 沼津市担当者「津波への意識高まる」

 研究が進む地震の予測。1月には津波に関する予測が発表されました。

地震調査委員会・平田直委員長:「30年以内に交通事故で負傷する確率は約15%、30年以内に火災で被災する確率は約1%。津波が起こる6%や20%という確率は非常に高いと考えていただく必要があると思っている」

 政府の地震調査委員会は、今後30年以内に南海トラフ沿いで地震が発生した際に津波がくる確率を高さごとに公表しました。県内の沿岸部では広範囲にわたって3m以上の津波が26%以上の確率でくると指摘。さらに、沼津市や松崎町、南伊豆町の沿岸部では10m以上の津波がくる確率が6%~26%未満とされました。理論上は、交通事故でけがをしたり火事にある確率より高いことになります。自治体の受け止めは・・・

沼津市危機管理課 榊原和浩課長:「そういう評価自体は今までの評価とそんなに変わらない。ただ、東日本大震災から9年が経ち、津波への意識がだんだん薄れつつありますので、津波の意識の高まりにはつながっていくものと思っています」

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最終更新:3/11(水) 16:16
静岡朝日テレビ

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