東日本大震災など全国各地の被災地で活動した看護師が提案する“防災術”が、今、注目を集めています。お金をかけずに誰でも手軽にできる備えとは。
2018年6月に起きた大阪府北部を震源とする地震。その直後に大阪府内のマンションで撮影されたキッチンの様子を見ると、食器類が散乱し、足の踏み場もありません。
一方、同じマンションの隣の家では…割れた食器は1枚もありませんでした。なぜ、これほどの差が出たのでしょうか?
被害が出なかった部屋の住人で国際災害レスキューナースの辻直美さん(50)です。辻さんは看護師として被災地で救護活動をした経験を活かし、自宅での被害を抑える対策を伝えています。
「みなさん“備え”というと、物を買われるんですよ 物を買うけど、使ったことがないから不安になって、新しいものを買って。備えるのは物ではなく『使いこなす知識と技術と経験』」(辻さん)
その1つ目が「命を守るための備え」です。地震が起きた時に自宅で最も危ないのが『キッチン』だと言います。
「フォークもお箸も全部凶器になります。洗い物かごに包丁をひっかけて置いていると、地震で(揺れて)包丁が飛んできて刺さって死ぬんです。」(辻さん)
対策として、凶器になるものは引き出しに全て収納し、取っ手と取っ手の間はS字フックをつけ、大きく開かないようにしています。S字フックは100円均一ショップなどで買うことができるといいます。
辻さんの防災方法の特徴はお金をかけないこと。食器を置く場所にも工夫がありました。
「かごの中に、割れたくない食器を入れて、棚の下の方に置いて。食器を入れたかごの底に滑り止めシートを貼って。棚にも滑り止めシートを敷く。滑り止めシートが合わさることで、かごが動かない。」(辻さん)
次に危険なのが本棚だといいます。
「東日本大震災でも熊本地震でも中越地震でも、本棚の下に埋まっている人は山ほどいました。そこに水がきたら逃げられないです。」(辻さん)
最終更新:3/12(木) 13:59
MBSニュース



































読み込み中…