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現役医師「子宮を温めると新型コロナにかかりにくくなる」と動画配信→「エセ医学」と批判

3/12(木) 14:35配信

ハフポスト日本版

現役の産婦人科・美容外科医師が、YouTubeに「子宮を温めることで新型コロナウイルス感染症の予防になる」と、医学的に効果があるかのように説明した動画を投稿。医師から「エセ医学だ」との指摘が出ている。動画を公開した医師は3月12日、ハフポストの取材に「新型コロナウイルスは未知の部分があるものの、血流を良くすることが身体にとって良いのは間違いない」と回答。同日昼の時点で動画の訂正や削除はしていない。

問題になっているのは『【医者が教える】子宮を温めるだけで女性はコロナウイルスにかかりにくくなります(本当に効く新型コロナウイルス対策)』と題した7分40秒の動画。都内で婦人科形成のクリニックを開業する医師・増田あゆみさんが自ら企画し出演した。

新型コロナウイルス感染症については検査方法や対策方法について専門家の意見が分かれている部分もあり、感染拡大に伴って不安感も広がっている。治療法も未だ確立されていない。そうした中、「新型コロナウイルス対策」として医師が不確かな情報を発信・推奨することに批判が集まっている。

動画では「即効性があり、免疫力を確実にアップさせる方法」として、「子宮温熱療法」を紹介。「今の時期、風邪、インフルエンザ、最近はコロナウイルスと色々言われています」と新型コロナウイルス感染症にも言及した。

紹介されているのは、水で濡らしたタオルを温め、仰向けになって下腹部に当てるだけで子宮が温まり、免疫力が高まるという方法だ。「女性ホルモンには免疫力を高める作用がある」とし、子宮を温めることで血流が良くなって「女性ホルモンが全身に有効に流れる」と説明。「女性ホルモンを全身にめぐらせてウイルスやばい菌を防ぎましょう」と締めくくっている。

この動画を見た産婦人科医の宋美玄さんは「エセ医学だ」と指摘。「身体を温めると免疫力が上がる」といった言説はあふれているものの「風邪を引いたら、免疫を働かせるために体が調節して体温は上がる。それは、身体を外から温めることとは全く別のことです。体温を上げると免疫が上がるのではなく、免疫を上げるために体温が上がる。原因と結果が逆です」と説明した。

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最終更新:3/12(木) 14:35
ハフポスト日本版

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