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浜岡原発の広域避難計画を公表から4年 いまだ具体的な避難場所など決まらず

3/12(木) 19:53配信

静岡朝日テレビ

 静岡県御前崎市の浜岡原発で重大事故が起きた場合の避難行動などを定めた広域避難計画を県が公表してから4年。県外の避難先も示されましたが、いまだに具体的な避難場所などは決まっていません。

島田、菊川、豊橋市危機管理課長(豊橋は防災危機管理課長)
「臨機応変に我々が対応する以外にちょっとない」
「無理かと考えますね」
「なかなか難しいと思います」

島田市・菊川市・そして愛知県豊橋市の危機管理を担当する課長3人に「今、原発事故が起きたら スムーズに避難させられますか?」と質問をしたところ、一様に同じ趣旨の答えが返ってきました。

 御前崎市の浜岡原子力発電所が運転停止してから間もなく9年。その間、県は国の災害対策基本法などに基づき、浜岡原発からおおむね半径31キロ圏内にある11の市と町の住民を、どこに、どのように避難させるかの計画策定に着手しました。県は、2016年に避難計画を公表。翌年には県外の避難先についても明らかにしました。

原発から31キロの11市町の市民 12都県350市区町村に避難する計画

 計画では、東京や愛知など12都県約350の市区町村への避難を想定していますが、公表から4年経った今も、具体的な避難場所は決まっていません。

静岡県危機管理部 加藤晃一部長代理:「いつまでに(公表)というのは正直言えない。できるだけ分かる範囲で住民には伝えたい」

 地震と原発事故が同時に起きた場合、東京都へ避難することになっている島田市では、避難場所だけでなく避難先に向かう途中で立ち寄る避難経由所も設定できていません。

島田市危機管理課 天野裕継課長
「避難する車両が相当な台数になる。これが経由所そのものに収まらないことにもなる。先方からは車の事、受け入れられる車の台数も懸念されている」

 受け入れ先の自治体ごとに事情が違うため、解決すべき問題は多岐にわたります。現在、11の市と町のうち、避難経由所を設定できているのは菊川、掛川、袋井のわずか3市だけです。

豊橋市危機管理課 安井祥哲主事:「ここが避難経由所となっている豊橋総合スポーツ公園です。ここの特徴は見てもらうと分かるように、大きな体育館がありますし、こちらが災害用の備蓄品が入っている備蓄倉庫になります。この中には食料も入っていますので、食料を持ち合わせていないという人にも食料が配れる形になっている」

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最終更新:3/13(金) 6:24
静岡朝日テレビ

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