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日本ハム金子コーチ 3・11震災延期の経験から 調整は「今のままで」

3/13(金) 7:11配信

道新スポーツ

 12球団代表者会議が12日、東京都内で行われ、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期しているセ・パ両リーグの開幕日を、4月10日以降で調整していく運びとなった。2011年の東日本大震災による開幕延期を選手として経験している金子誠野手総合コーチ(44)が延期期間中の調整法に言及した。

 11年、西武との開幕戦(札幌ドーム)に「9番・遊撃」でスタメン出場した金子コーチは、ここから開幕までの調整法について「今のままでやったらいいと思う」とシンプルに答えた。そこには21年間現役を過ごした同コーチなりの考えがあった。

 「もともと3月20日っていう開幕は早い。野球選手って(1年間の)体内時計がある程度できあがっていて、4月1週目ぐらいから調子良くなる人っていうのは、3月20日に調子を上げようとしても無理」

 オープン戦とシーズンを合わせると約150試合。さらにポストシーズンを含めると、最大170試合程度となる。現役時代はその試合数を戦い抜くという考えで、2月のキャンプを過ごしていた。「調子の良しあしを気にしながら、開幕にテンションを上げるっていうことは僕はやってなかった。だから2011年のときも、どの試合も同じような気持ちで取り組むっていうのは当たり前のこと」と何かを変えるようなことはなかった。

 「だから(練習と試合を)消化していくしかない。その中にメリハリをどう付けていくのかはわれわれの仕事。特に今年は小笠原さん(ヘッド兼打撃コーチ)のこともあって、練習量、バットを振る量っていうのはすごく意欲的にやっている。それは継続してやっていけばいい」

 それよりも同コーチが心配しているのは「無観客でずっと試合をやり続けること」だった。開幕を迎え、ゼロから一気に満員になった球場のテンションについていけるのかどうか。

 「開幕してお客さんが入ったときに、エネルギーとかを感じられないっていう方が心配。あまりにも(無観客試合が)長く続きすぎると、緊張感とか集中力の持続が難しい。今回の選手たちで難しいのはそこだと思う」

 オープン戦後も無観客での練習試合を重ねていく見込みだ。選手たちの集中力を保たせるために、首脳陣も知恵を絞っていく。見えない”敵”との戦いで日々流動的になっているが、チームは浮足立つことなく、どっしりと構えて球春を待つ。 (十島功)

最終更新:3/13(金) 7:11
道新スポーツ

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