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【ABC特集】「新型コロナ」感染拡大の一途で大打撃  ウイルスと闘い続ける関西企業のいま

3/13(金) 18:02配信

ABCテレビ

関西経済に重くのしかかる、新型コロナウイルスの影響。バス会社の社長自ら、タクシー運転手に。
「体は壊れてないけど、心が…」

一方、光明が見え始めた会社も。
「ほぼ全ての職人さんが戻ってこられて、無事生産の方はかなり順調に」

ウイルスと闘う関西企業のいまを取材しました。

イベント中止の陰で…華々しい「ラストラン」が幻に

「目標135、ブレーキ、よし」

後輩の指導をする、新幹線の運転士・藤原茂さん(61)。

運転士歴28年、2004年に天皇陛下が京都に来られた際には「お召し列車」の運転を任されたJR東海のトップ運転士です。

「やはり残念の一言で・・・。最後はやはり熱い気持ちを持って運転して、新大阪駅まで無事故で700系が到着することを願っておりました」(JR東海 新幹線運転士・藤原茂さん)

1999年から運行が始まった700系新幹線。カモノハシのような独特の形状が多くの人に愛され3月8日に引退を迎える予定でした。ラストランでは、藤原さんが運転席に座るはずでしたが、新型コロナの影響で取りやめになってしまいました。

「(8日の)12時20分ピッタリに到着して、皆さんに拍手でお別れしてほしかった」(運転士・藤原さん)

結果的に最後の運行となったのは3月1日。ファンにとっても、藤原さんにとっても特別な一日が、予想外の結末になってしまいました。

「700系を愛していただきました皆様、心の中で700系に「お疲れ様」と言っていただけましたら幸いです」(運転士・藤原さん)

売上が9割ダウン 泣く泣く編み出した苦肉の策は

 コロナショックで窮地に立たされた企業があります。タクシーと貸し切りバスを運行する日本城タクシー(大阪・住之江区)です。

「おはよう今日は(バスの予約が)1台もない、ははは…」

と話すのは、社長の坂本篤紀さん。先月、主要な顧客だった中国からの団体客は、すべてキャンセルになっていました。

「これは大阪のバス会社・業界全体やと思うんですけど(新型コロナの)影響が出ないはずがない。うちで言ったら・・・9割ダウン」(日本城タクシー・坂本篤紀社長)

運行スケジュールを見せてもらうと、去年はぎっしり詰まっていたのに、いまは真っ白。2月の売上は1700万円から170万円に激減しました。

「従業員140人の給料を払えない」(坂本社長)

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最終更新:3/13(金) 18:11
ABCテレビ

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