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ジャニー喜多川は偉大な「2軍の監督」だった 部下の個性伸ばす「ジャニーズ式教育法」とは?

3/14(土) 11:54配信

ITmedia ビジネスオンライン

 会社の部下をいかに成長させるか――。そんな悩みを抱えている管理職も多いだろう。どのように部下が自らの長所や課題を見つけ、伸ばすことをサポートできるか。『ジャニーズは努力が9割』(新潮社)の著者、霜田明寛氏は数多くの優秀な人材を生み出してきたジャニーズ事務所の創始者、ジャニー喜多川氏の教育方法にヒントがあるという。

【画像】ジャニー氏の「後継者」滝沢秀明

 霜田氏はSMAPに憧れアイドルを目指し、ジャニーズジュニアのオーディションを受けた「ジャニオタ男子」。ジャニーズジュニアになることはできなかったが、その経験を生かしプレゼン力をメソッドとしてまとめた就活本なども刊行している。共通するテーマは「持たざる人が最初から持っている人に勝つにはどうすればよいのか」。その実例として音楽番組に限らず、ミュージカル、映画、番組МCなどで活躍するジャニーズ所属のアイドルたちの努力の方法に可能性を見いだしている。

 彼らを導いたジャニー氏はどのような態度や言葉によって人材を育成したのか。資生堂社員や教育事業に携わる人たち向けに実施された研修セミナーからその内容をお届けする。組織をマネジメントする管理職などビジネスパーソンにとって、部下の育成や優秀な人材の潜在能力を引き出すためのヒントになるはずだ。

もたない人間が「最初から持っている人間」に勝つには?

 僕はいままで、就活本を3冊出してきましたが、共通するのは「(才能を)もたざる人間が、最初からもって生まれた人間に勝つにはどうすればいいか」です。自分はすごい特技やスキルを何ももっていない。どうすればそんな人に勝てるようになるのか。その延長線上に、自分のようにもっていない人がジャニーズのようなすごい人に勝つには、という問題意識があったのですが、今テレビで活躍するジャニーズのタレントたちも実は元からすごい人たちではなく、努力を重ねてきた人なのではないか。そう思って書いたのが『ジャニーズは努力が9割』です。

 ジャニーズのタレントは「努力の天才」です。では彼らを育てた教育者としてのジャニー喜多川とはどのような人だったのか。一つ目は「人間性とやる気だけでジャニーズジュニアを選抜する」ことです。これは経営学者、ピーター・ドラッカーの「組織の目的は、凡人をして非凡なことを行わせることにある」という言葉に重なります。

 僕がオーディションをうけたとき、Hey! Say! JUMPの山田涼介さんは小学5年生。「のちのちこの普通の男の子がスターになる」と、15年くらいかかって僕らは分かるわけですが、ジャニー氏はそれを見抜いていた。普通だった子たちがものすごいことをするようになる。それはジャニーズという組織にそうさせる仕組みがあるのではないか。そう思いました。

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最終更新:3/14(土) 13:37
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