ここから本文です

史上最強の称号は伊達じゃない!日産「スカイライン400R」は雪上でも本領発揮

3/14(土) 7:01配信

&GP

2019年夏、大規模なマイナーチェンジを受けた日産自動車の「スカイライン」。高速道路での手放し運転=ハンズオフドライブを可能とした“プロパイロット2.0”搭載のハイブリッド仕様が話題となる中、クルマ好きを中心に3リッターV6ガソリンターボを積む“古典的”な仕様にも注目が集まっている。

「スカイライン400R」の画像をもっと見る

特に、スポーツドライビング派にとって気になる存在が、405馬力のV6ツインターボエンジンを搭載する新グレード「400R」。今回、そんな高性能ユニットを積むシリーズ最強モデルを、雪上で試す機会を得た。果たしてその実力は?

400Rがスカイラインで一番の売れ筋となった衝撃

昨今、日本市場では、燃費のいいハイブリッドカーの普及が加速している。そんな中、2019年秋、驚きのニュースが飛び込んできた。ハイブリッド仕様と高出力ガソリンエンジン車がラインナップされている日産のスカイラインにおいて、なんと後者の販売比率が全販売台数の過半数を超え、そればかりか、シリーズ最強のエンジンを搭載する超高性能仕様400Rが、グレード別販売台数でトップに立ったのだ。

これは驚きのニュースであると同時に、開発に携わった技術者にとっても「高性能なガソリンエンジン車がこれほどの人気を得るとは!」と想定外の出来事だったようだ。クルマもエコであることが当たり前の時代となっても、ハイパフォーマンスカーに惹かれるクルマ好きが一定数いるということを、改めて実感させられた。

「スカイラインGT-R」を含む歴代モデルの中で、最もパワフルな“VR30DDTT”型エンジンを積む400Rは、文句なしに“史上最強のスカイライン”といっていい。舗装路での走りはパワフルで、暴力的な加速を楽しませてくれる。しかし、400Rでそれ以上に印象的なのは、ドライバーのアクセル操作に対するリニアな反応だ。

昨今のターボエンジンは、省燃費や扱いやすさを求め、低回転域でのトルクが太くなるようチューニングしている。しかし、そうした特性のエンジンは、回転上昇時の気持ちいいフィーリングや、高回転域でのパンチ力に欠ける。逆に、高回転域でパワーが炸裂する、かつてのターボエンジンの多くは、エンジンレスポンスが犠牲になっているケースが多かった。

しかし400Rのエンジンは、そのどちらにも当てはまらない。低回転域でのトルクは極太で扱いやすく、しかも、ドライバーのアクセル操作に対して忠実に反応する高レスポンスも持ち合わせている。おまけに、回転上昇に伴って湧き出すように盛り上がり、高回転域で炸裂するパワーも備えている。まさに、文句のつけようがない理想的なエンジン特性なのだ。

400Rはそれを実現するために、鋭いレスポンスを重視した小型タービンを採用しつつ、その能力をフルに使い切れるよう“ターボ回転センサー”を導入。タービンの状況を把握しながら綿密な制御を行っている。高出力のターボ車は、パワーを稼ぎやすい大型タービンを組み合わせるのが一般的だが、その場合、レスポンスがどうしても犠牲になる。そのため400Rは、小型タービンの能力をしっかり使い切るという“発想の転換”を図ったのである。

1/2ページ

最終更新:3/14(土) 9:42
&GP

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事