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結婚式も音楽イベントもオンライン 封鎖下の命綱 中国

3/14(土) 10:09配信

The Telegraph

【記者:Yuan Ren】
 新型コロナウイルスによって、人口14億の中国の日常はいきなり止まった。人々は感染を恐れ、学校は閉鎖、通りやレストランからは人けがなくなった。

 しかし、インターネットに依存気味の若者たちは隔離措置をものともせず、人と直接会う代わりにオンライン上で交流。多くの人たちにとって、インターネットミーム(ネット上の流行)や短い動画、ストリーム配信などが命綱となっている。

「こんな生活は送ったことがない。杭州の友達が恋しい」というブロガーのジン・ジハオさん(22)。それまでは毎週ナイトクラブに通っていたが、今はネット上のレイブイベントに参加し、寝室で踊る自分の姿をストリーム配信している。

「クラウド上でクラブイベントがあると助かる」「開始時間を確認して飲み物を準備し、ライブ配信が始まるのを待てばいい」

「イヤホンをつけて、母親には邪魔されないように、大事な仕事の電話があるからと言っておく。それから始まるんだ。一種の儀式みたいだね」。北京のナイトクラブ「SIR TEEN」の2月10日のライブ配信には、200万人以上が参加したとみられる。

昼寝の動画すら大人気

 ネットを通じた飲み会やダンス以外にもソーシャルメディアで人々を熱狂させているのは、オンライン・フィットネスだ。

 家でできる簡単なエクササイズを紹介する中国の人気アプリ「Keep」は、1月下旬から2月上旬のわずか1週間で売り上げが15%伸びた。オンラインショップではヨガ・マットの売り上げも急増している。

 運動が苦手な人たちの間では、昼寝している様子を流すストリーム配信すら人気になっている。

 介護施設で働く江西省南昌市在住のジョウ・ウェンさん(25)は、自分が昼寝している様子を動画で配信し、ネット上の話題をさらった。

 ジョウさんは自分がいびきをかいているかどうかを確認したくてビデオを撮影し、動画共有アプリ「ティックトック」の中国版「Douyin(抖音)」に投稿した。それだけで54万ビューを達成したのだ。

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最終更新:3/14(土) 10:09
The Telegraph

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