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高梨沙羅は「自信持って」小林陵侑は「来季はもっと期待」…ジャンプ残り試合中止で岡部孝信氏が今季総括

3/14(土) 7:00配信

スポーツ報知

 国際スキー連盟(FIS)は12日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、W杯ジャンプ男女の今季残り全試合を中止すると発表した。年間成績は10日のリレハンメル大会までの結果で決まり、個人総合男子は小林陵侑(23)=土屋ホーム=が3位、女子は高梨沙羅(23)=クラレ=が4位となったのが日本勢最高だった。本紙で評論を担当する98年長野五輪団体金メダルの岡部孝信氏(49)が、男女両エースとして活躍した小林陵、高梨の今季を総括した。

【写真】五輪よりドキドキ!?沙羅が始球式でノーバンならず

 新型コロナウイルスの感染拡大は、スキー界にも影響を及ぼした。個人総合3位で終えた小林陵は「悔しいけど、しょうがない。苦しんだにしろ、そんなに最悪なジャンプではなかった。いいシーズンだったという印象」。女子で総合4位の沙羅も「地道にでも、少しでも前に進んでいくことが大事」とうなずいた。

 小林陵は04―05年のアホネン(フィンランド)以来となる総合2連覇こそ逃したが、3度の優勝を含む8度の表彰台に立った。

 岡部氏「総合3位は立派な結果。総合Vの翌年、がたっと調子を崩す選手も多い。陵侑はアプローチ(助走)が乱れる幅が小さく、最低限のミスで抑えられた。今まで以上に強くなった証し。来季はもっと期待できる」

 来季は世界選手権(ドイツ)があり、22年北京五輪の前哨戦の色合いも濃い。

 岡部氏「来季は五輪イヤーと同じように、ピンポイントで世界選手権に調子を合わせるというイメージを持って臨んでほしいと思う」

 女子エースの沙羅は9日のリレハンメル大会で歴代最多を更新する57勝目。ジャンプ女子初となる通算100度の表彰台も達成した。

 岡部氏「成し遂げた自信を持って、前向きに堂々とやってほしい。早めにシーズンが終わり、来季に向けた陸上での練習を早めに始められるプラス材料もある」

 女子は平昌女王のルンビ(ノルウェー)やオーストリア勢など、海外の選手層も確実に厚みを増している。

 岡部氏「踏み切りで、本来の沙羅は、もっと空中のいい方向に飛び出す技術がある。通算60勝や、(アホネンに並ぶ)歴代最多108度の表彰台は射程圏内。北京への弾みにしてほしい」

 平昌から北京まで、ちょうど半分の2年が経過した。沙羅は「(来季は)好結果も求められる。やるべきことに集中し、結果が出せるようなシーズンにしたい」。北京の頂点へ、男女エースがさらなる上昇曲線を描く。

報知新聞社

最終更新:3/19(木) 20:40
スポーツ報知

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