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大雪で延期もなんの!馬場が無尽蔵のスタミナで魔王粉砕しV7

3/15(日) 12:03配信

東スポWeb

【プロレスPLAYBACK(1969年3月5日)】新型コロナウイルスの感染が拡大する中、日本国内ではあらゆるイベントが自粛され、中止や無観客開催が相次いでいる。プロレス界も同様で、新日本プロレスは15日までの大会を中止。スターダムは8日の後楽園大会を無観客試合として行い、動画で配信した。またDDTグループも御茶ノ水の道場で無観客の5大会を開催し動画配信した。

 自然災害などによる大会の中止や延期はプロレス界でもよくあることだが、ウイルスによる中止は異例のこと。今から51年前の1969年3月4日には、日本プロレスが史上初めて記録的な大雪により東京都体育館のビッグマッチを翌日に延期している。メインは王者ジャイアント馬場対ザ・デストロイヤーのインターナショナル選手権で、本紙1面では大会の延期と、都内で最高30センチを記録した大雪の中で緊急特訓を敢行する両雄の姿を大々的に報じている。

「思わぬ寒波のUターンで4日の東京は春の豪雪に見舞われた。満天下の注目を集め、同日夜行われる予定だった王者の馬場と魔王デストロイヤーのインターナショナル選手権は、ファンの足と交通事情を考慮して5日に延期された。大一番はいよいよ今夜、東京・千駄ヶ谷の都体育館で決戦の火ぶたが切られる。24時間延期された決戦へ向け、魔王は宿舎の『ホテルニュージャパン』で、馬場は赤坂のリキマンションの自宅で複雑な表情で延期の報を聞き、春の豪雪を眺めていた。そこで延期の影響を両雄に聞いてみた。

 馬場『どうってことはない。拍子抜けしたが、今日はガンガンうまいものを食って早く寝る。足4の字固めは絶対にかからない。足が折れてもギブアップしない。スタミナには自信があるから、最悪は相打ちを狙う』

 魔王『こんなケースは初めてだが、寿命が1日延びた馬場はラッキーだ。大雪に感謝しろ。パイルドライバーや頭突き、作戦はいろいろあるが、最後は切り札の4の字だ。馬場に4の字を決められるかどうか、千ドル(当時36万円)をかけようじゃないか』」(抜粋)

 はっきり言って試合同様に面白すぎる。ただでは転ばない東スポ魂が存分に発揮された1面だ。現在なら絶対に許されないが、両雄の所在地が克明に記されているあたりにも時代を感じる。馬場は大雪の中で16文特訓、一方の魔王はホテル前で雪かきに励んだ。

 馬場は、前年8月大阪球場の同王座戦(対ブルーノ・サンマルチノ)でも、雷雨による24時間延期を経験しており「延期になったおかげか、初めてサンマルチノを場外KOできたからな」と余裕を見せている。結局、60分3本勝負の試合は48分40秒に馬場が先制。そのまま無尽蔵のスタミナで60分を戦い抜いて時間切れとなり、馬場が1―0で7度目の防衛に成功した。(敬称略)

最終更新:3/16(月) 19:31
東スポWeb

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