大阪・キタの片隅にあるカフェバー。週に2度、水曜と金曜にだけ開く、その扉の向こうには…
「私乳がんです」
「あ~いっしょいっしょ」
「この人がん種一緒や、とか」
「ありがち~」
集まるのはがんを生き抜き闘う人たち。そして、マスターもがんと闘う同士。
「僕もがんをはじめ、生きづらさのことを話さなくてもいいんだけど、それを隠さなくてもいい場というのをたぶん作りたくてここやり始めたんだろうなと」
街で気になる、あの場所この場所にそっとカメラを置いてみる。シリーズ「真夜中の定点観測」。今回お邪魔したのは、がんと向き合う「がんサバイバー」が集うバー「カラクリLab.」(大阪・北区)いったいどんな人がやってくるのでしょうか。
「こんばんは~」
「なんか続々と」
「あ~久しぶり~」
午後7時半開店。小さなバーは、あっという間に満員に。常連さんも、ここで初めて出会う人も。
「元骨肉腫で(再発せずに)もう15年たって」
「私19年」
「すご~い」
「カラクリLab.」のマスターは、自らもがんと闘う谷島雄一郎さん(42)。会社員をしながら去年9月にオープンさせました。
谷島さん「ポップコーン食べたらがんが消えるらしいからな(笑)」
お客さん「あかんあかん!全部カットですよ(笑)」
「がんをもっとカジュアルに」。それが「カラクリLab.」のテーマです。
「はじめ(顆粒球)肉腫で後々白血病になるみたいな感じの病気で、18歳の時に病気になったんですけど」。
バーの常連、29歳の小林さんががんを経験したのは、大学での新生活が始まる直前でした。
「ちょうど春休みの時に入院して抗がん剤スタートした日が(大学の)入学式の日やって。(大学に復帰して)誰も詳しくは聞いてこないけど、休んでた子みたいな感じで優しくしてもらうけど、その優しさが逆に辛かったりとか気遣われてるみたいで。この場は気を遣わなすぎてちょっと…こんな感じなんで(笑)でもそれがいいですね、癒やされます」(小林さん)
がんを経験した時に感じた「孤独」や「生きづらさ」。その思いを気軽に話せることが、この場所が存在する理由。
最終更新:3/19(木) 10:59
ABCテレビ

































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