あるぞ、中田2番―。日本ハムの栗山英樹監督(58)が2020年のオーダーに触れ、仰天プランをぶち上げた。15日にオープン戦の全日程を終えたが、打率・344、3本塁打、9打点をマークした中田翔内野手(30)を2番で起用する可能性に言及した。常識にとらわれないリーダーは、”レベチ”の状態に仕上げてきた主砲が最も輝く場所を模索。今季もリスクをいとわず、大胆な策を繰り出す。
【写真】中田 金子で目慣らし
新型コロナウイルスの影響で、開幕日は不透明だが、栗山監督は無数の組み合わせをシミュレーションし、脳を回転させていた。オープン戦でもさまざまな打順を試し、検証。目先の結果だけで、可能性を排除しない。「中田の2番も面白いかなと思う。この打順は大事。トラウト(エンゼルス)が2番を打っていることにも意味がある」。メジャーの現役最強打者を持ち出し、大胆オーダーの実践を予告した。
現代野球では、攻撃的な2番の存在がクローズアップされる。長く4番を務める主砲に対しても、適性を感じ「冗談ではない。あれだけ打ってくれるならアリだろ」と語気を強めた。長期的な視野で勝つ確率を高める。そのために「普通に考えたらたくさん打つ人が前にいた方がいいに決まっている。年間5000~6000の打席を誰に回すか」と焦点を絞った。
昨季は5位にとどまり、中田はオフの自主トレ期間で、体をいじめた。キャンプ初日のフリー打撃で「この4、5年で1番いい」と好感触を得た。さらに実戦が始まって確信が芽生えた。「レベチ(レベルが違う)」と自ら表現するほど、打球速度、飛距離が伸びた。
オープン戦は2番が固定されず、渡辺、大田を軸に松本、石井も起用された。幼少期から中軸を担うことが多かった大砲にとっては新鮮な打順で「2番(の経験)はないかな。自分の中ではバント。考えは古いけど。ランナーを送ることができて、足の速い選手というイメージ。今は(大田)泰示が打ったりするから、ガラッと変わった」と印象を口にした。
打の主役としてプライドはある。ただ、チームのためなら柔軟に適応していく覚悟がある。指揮官のプランには、驚きの反応を見せつつ「意識せず、自分のバッティングができればいいなと思うし、監督の言ったことを一生懸命やるだけ」と受け止めた。
例年以上の充実感を漂わせるスラッガーの働きは、チームの命運を左右する。創意工夫を続けてきた知将の斬新な一手は、機能するのか。注目される。
最終更新:3/17(火) 5:30
道新スポーツ






























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