関西電力の幹部らが福井県高浜町の元助役から金品を受け取っていた問題で、第三者委員会は、幹部らのメールを復元するなどして、元助役との生々しいやりとりを調査報告書に記しました。根深い両者の癒着。そのきっかけとなったのが地元でのある“トラブル”でした。
3月16日朝、険しい表情で経済産業省を訪れた関西電力の森本孝新社長。
「業務の改善計画を提出していただきたい。」(資源エネルギー庁 高橋泰三長官)
経済産業省・資源エネルギー庁は、法令順守体制の強化や再発防止を求め、関電に業務改善命令を出しました。
3月14日に行われた第三者委員会の会見では、5か月かけて調査した最終報告書の内容が明らかにされました。
「基本的にはユーザー目線によるコンプライアンスが全く見られない。透明性に欠けるということが原因の大きな根っこだろうと。」(第三者委員会 但木敬一委員長)
去年10月、関西電力の岩根茂樹前社長は、自らを含む幹部が福井県高浜町の森山栄治元助役らから多額の現金や金貨などを受け取っていたと発表しました。
今回の第三者委員会の報告は、さらにそれを上回るものでした。
「(関電の)社内調査で判明した23名の金品受領者以外に、本調査でさらに52名。合計しますと75名になります。」(第三者委員会 但木敬一委員長)
受け取った関電幹部らは75人、金品は総額約3億6000万円相当にも上りました。
新たな受領対象者として公表された幹部の一人で、1990年代に高浜原発の所長を務めたOBを、MBSは取材していました。
「背広を1回もらったのと、あとは小判というかね。」(高浜原発の元所長)
森山元助役から直接受け取ったという2枚の小判。当時から森山氏の対応は会社ではなく“個々人”でするというのが暗黙のルールで、元所長は後日、絵画と高級包丁を返したといいます。
「おそろしいな。誰も会社も守ってくれる人おらへんのですよ。それぞれで受け取れという話から。」(高浜原発の元所長)
最終更新:3/17(火) 12:19
MBSニュース




































読み込み中…