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プラごみと生ごみを一瞬で分別! 町工場のスゴい機械

3/17(火) 12:04配信

テレ東プラス

現場で奮闘する人たちの姿を通して、さまざまな経済ニュースの裏側を伝えるドキュメンタリー。今回は“ゴミを宝に変える“日本の技術力を伝える。

「いらないもの=ゴミ」の概念を変える

廃棄物の処理業者「ナカダイ」(群馬県前橋市)の工場には、一般の家庭ゴミから産廃物まで、毎日約60トンのゴミが運ばれてくる。同社の売りは高いリサイクル率。産業廃棄物の平均リサイクル率は約53%(※2016年度環境省調べ)のところ、ナカダイは99%だという。従業員の4割を超える女性従業員による丁寧な分別作業が高いリサイクル率を支えているのだ。

いまや年商は約7億円に成長したが、中台澄之社長(47)は悩みを抱えていた。自社のビジネスを拡大するためには、より多くの廃棄物を必要とする。それはつまり「僕たちはお客さんの廃棄物を減らすことをせず、いつまでも『廃棄物を多く出してくれ』と望み続けなければならない」ということ。

このジレンマを解消すべく、中台さんは新たな会社「モノファクトリー」(東京・品川区)を立ち上げた。廃棄物を再利用し、新たな付加価値をつけた商品として売るビジネスを始めていた。捨てられた跳び箱を再利用したテーブルとベンチのセット、太陽光パネルを使った会議用テーブル、古いゴルフのパターを使ったハンガーラックなど、アイデアを活かした製品がショールームに並ぶ。ゴミに新たな命を吹き込む新ビジネス・モノファクトリーの年商は約2億円と好調だ。

そんな中台さんが群馬の工場に呼んだのが、多摩美術大学の学生たち。若い感性でさらなる価値あるモノを生み出してほしいと依頼したのだ。同大2年の小笠原勇人さんは、生地が剥がれ、骨組みだけになったビニール傘をじっと見つめ「傘とか捨てられてしまうものに対して、捨てられないようにもっと愛着を持って使ってもらえるように僕らがいろいろなものを生み出せればいいのかな」と語る。

学生たちの作品は、アパレル展示会「ルームス」(東京・代々木)にある「ナカダイ」のブースに展示される。果たしてデザイナーの卵たちは、若いセンスで廃棄物をどのように生まれ変えるのか。

中台さんは「『いらないもの=ゴミ』という概念をなくしていきたい。世の中にいらなくなったものを誰もが素材として使える世界をつくっていきたい」と話す。

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最終更新:3/17(火) 12:04
テレ東プラス

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