ここから本文です

【プレイバック】筑陽学園、絶対王者・東福岡の牙城を崩す

3/17(火) 13:00配信

高校サッカードットコム

間も無く令和2年度シーズンが開幕。新シーズンに先駆けて、過去の熱戦をプレイバック。

【フォトギャラリー】東福岡 vs 筑陽学園

【2019.12.04 第98回全国高校サッカー選手権福岡予選 2次決勝 東福岡 vs 筑陽学園】

 6年連続で新人戦、高校総体、選手権のタイトルを手にしていた絶対王者・東福岡。その牙城を崩したのは筑陽学園だった。

 12月4日、高校サッカー選手権の福岡予選が行われ、筑陽学園が東福岡に1-0で勝利。48番目の切符を手に入れ、全出場校が出揃った。

 3年連続で同カードとなった一戦。序盤から拮抗し、一進一退の攻防が続いた。その展開で筑陽学園が粘り強い守備を見せ、相手に決定機を作らせない。とりわけ、目を惹いたのが、CBの吉村颯真と右SBの今田光。体を張ったディフェンスでピンチを未然に防ぎ、東福岡に付け入る隙を与えなかった。

 後半に入っても筑陽学園の堅守は綻びない。48分に東福岡が怪我の影響でベンチスタートだった荒木遼太郎(鹿島アントラーズ入団内定)を投入すると、徐々に押し込まれてしまう。それでも、筑陽学園はゴール前に入れさせない。強固なブロックで相手の攻撃を跳ね返し、隙あらばカウンターを狙った。

 すると、攻撃陣にチャンスが巡ってくる。69分、途中出場の深松大雅が右サイドを突破し、中央に折り返す。ニアサイドで合わせられなかったが、大外でフリーになっていた過能工太郎が右足でボレーシュート。これが決まり、筑陽学園が先制に成功した。

 以降は、東福岡が前に人数を掛け、本職がCBの野口明を最前線で起用するパワープレーで攻撃を展開。だが、筑陽学園はロングボールやクロスに慌てず対処し、11年ぶり3度目の出場権を勝ち取った。

 狙い通りのゲーム展開で勝ち切った筑陽学園。青柳良久監督も選手たちの頑張りに目を細めた。

「先に取られるのが一番怖かった。しっかり、我慢強く守ってくれた。吉浦茂和総監督も試合前に話していたけど、前半は無失点で帰ってこようと。それを子供達が確実にやってくれました」

 序盤から球際の勝負で競り負けず、気迫のこもった守備で東福岡の攻撃に応戦。最終ラインと最前線の距離も良く、中盤でほとんど自由にボールを触らせなかった。ただ、それだけでは勝利は引き寄せられない。いかに得点を取るか。「ショートカウンターが多くなる」と指揮官が話した通り、手数を掛けない攻撃がポイントだった。

 その読みも冴え、速攻から決勝点。殊勲者の過能も「右サイドの深町がかなり仕掛けて、良い突破につながっていた。あとは自分が落ち着いて決めるだけでした」と、目論見通りの一撃に頬を緩ませた。

 東福岡のシュートを2本に抑え、攻めては少ないチャンスを生かし切る。試合前に描いていたサッカーで、手にした全国への挑戦権。筑陽学園が王者を破った勢いのそのままに、愛工大名電との初戦に挑む。

最終更新:3/17(火) 13:00
高校サッカードットコム

こんな記事も読まれています

スポーツナビ サッカー情報

あなたにおすすめの記事