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コロナウイルスに対する恐怖心や心配に乗じた犯行は許されない! 各地で相次ぐコロナ事件簿

3/17(火) 17:58配信

FNN.jpプライムオンライン

ウイルスをばらまいた男性は威力業務妨害容疑が妥当

発端は、愛知県・蒲郡市の男性だった。

男性は、3月4日、自らが新型コロナウイルスに感染しているのを知り、地元の保健所から自宅待機を要請されていたにもかかわらず、居酒屋やパブで飲み歩いた挙げ句、そこで、『菌をばらまく』などと言い放ち、騒ぎを起こしたとのこと。結局、パブの女性従業員が感染していたことが明らかになり、店は営業自粛に追い込まれた。

【画像】「コロナの影響で仕事がキャンセルになったから」という理由で90代の女性に詐欺をはたらいた53歳の女

この男性は各メディアでさんざん叩かれ、警察も威力業務妨害容疑などで捜査に乗り出しているとのこと。感染者となった女性に対しては、“傷害罪”に当たるのではないかとの声も聞かれるが、故意性や因果関係を立証するのは困難と思われる。

やはり、店側に多大な迷惑をかけた威力業務妨害容疑が妥当だろう。

「自分はコロナ患者」と嘘をついた男は偽計業務妨害容疑で逮捕

同じような事件は関東でも起きている。

東京・渋谷区では、30歳の男がコロナに感染しているかのように装い、地下アイドルの音楽イベントに参加。このイベントを一時中断させたとして逮捕された。

また、群馬県・桐生市では、54歳の男が電車の中で、『自分はコロナ患者だ。うつるよ』などと言い放ち、電車の運行をおよそ1時間ストップさせたとして逮捕された。男は感染者ではないとみられていて、当時酒を飲んでいたとのこと。

渋谷も桐生も逮捕容疑は偽計業務妨害。簡単に言うと、ウソをついて他人の仕事を妨害したということ。いたずら電話やニセの爆弾予告、ウソのネット書き込みなどが事件化される際にこの偽計業務妨害罪が適用されることが多い。

多くの人が持つコロナに対する恐怖や心配に乗じた犯行は、決して許してはいけない。それが例え冗談だとしても、警察としては厳しい姿勢で臨んで欲しい。

マスク転売の消防隊員を窃盗容疑で逮捕

一方で、コロナが原因で信じがたい事件も起きている。

神奈川県警は、90代の女性からキャッシュカードをだまし取った疑いで、53歳の女を逮捕した。この女は特殊詐欺グループの受け子とみられているが、本来は舞台照明を生業としている。調べに対して女は、詐欺に手を染めた動機について『コロナの影響で、舞台照明の仕事がキャンセルになったから』などと供述している。

また静岡県では、消防隊員の男が急患を搬送する際に使うマスク300枚を職場から盗んだとして、窃盗容疑で書類送検された。この消防隊員の男は、盗んだマスクをフリマアプリ『メルカリ』に出品し、およそ1200円の利益を得ていたとのこと。巷の“マスク狂騒曲”が事件化した形だ。

3月15日からは、マスクの高値転売が法律で禁じられた。違反すると、1年以下の懲役か100万円以下の罰金が科せられることも。
マスク転売容疑で初の逮捕者が出るのも時間の問題か。

【解説:フジテレビ 社会部デスク 平松秀敏】

最終更新:3/17(火) 18:02
FNN.jpプライムオンライン

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