「数年おきに○万円のボーナスあり」といった「備え+貯める」がセットになった保険があります。
このタイプの商品は、いつの時代も女性に人気です。
景気がよい時代ならば、「貯める=増やす」楽しみもありました。
「もしものときのために備えながら、お金も増える」保険が支持されるのは当然です。
ただし、笑いが止まらないほど増えていたのは20年以上前のこと、低金利の現在では「元本を割らない」ことが精一杯です。
セールストークも「増えますよ」ではなく、「減ることはありません」、「損にはなりません」とかなり苦しくなってきています。
それでも、人気の衰えない「ボーナス付き保険」の魅力とは何なのでしょうか。
また、保険で貯蓄をする「メリット」についても詳しくお話しましょう。
ひと口に「ボーナス」と言っても、実はそれぞれの保険によって「ボーナスの正体」が異なります。
まずは、そこから確認しておきましょう。
■生存給付金
「○年ごとに『生存している場合』に△円ずつボーナスが支払われます」
または
「10年後に『生存している場合』は、○万円のボーナスがあります」
などと説明されているものは「生存給付金付き保険」と呼びます。
この保険の場合、
ボーナスの正体は「生存給付金特約・生存保険」という名の「積立」
です。
「死亡保険」や「医療保険」などの保障部分とは別に、「積立」部分の保険料が組み込まれています。
つまり、自分で貯金した分を、自分で受け取っているということです。
そのため、受け取るための条件はただ1つ「生存していること」です。
もし、「生存していなかった場合」には、「死亡保険金」と合わせて死亡保険金受取人に支払われます。
貯蓄としてしっかり管理されているので、どのような状況であっても約束通り支払われるわけです。
■無事故給付金
「契約期間中(あるいは定められた期間)に、『保険金・給付金を使わなかった場合』にボーナスがある」タイプの保険を「無事故給付金付き保険」と呼びます。
この場合の
ボーナスの正体は、「もしものときに支払う分の一部」
です。
セットにしている保険の種類によって「もしも」の内容は変わってきます。
例えば「がんになったら○万円」、「入院保障が日額○円」といった「備え」のために、保険会社が貯めておいた金額の一部が、「無事故給付金」といった名目で支払われています。
保険料は、全て「支払う確率」を元に計算されています。
単純に言えば、もらう可能性が高いほど、保険料も高いということです。
例えば、「がんになったら100万円。保険を使わなかった場合には10年後に10万円」という保険があるとします。
この保険の「10万円」は、「がんになってもならなくても、必ずもらえる金額」
です。
つまり、保険会社は「10万円は100%支払う」として計算をします。
そのため、「完全な掛け捨て保険」よりは保険料も少し高くなります。
また、「無事故」の範囲も、保険会社・保険商品によってさまざまです。
「請求するような事由が、全くなかった場合のみ」としているものもあれば、「請求合計が○万円分未満を無事故とする」と定めているものもあります。
当然、後者の方が「もらえる可能性が高い」ため、その分保険料も高くなります。
■割戻金
生命共済などで「毎年戻ってくるお金」は、上記2つの「ボーナス」とは全く性質が異なります。
「共済」は非営利団体のため、決算のたびに「余剰金」を加入者に還元している
のです。
これは、学校PTAなどが年度末の決算後に「余剰金返還」を行うのと同じ仕組みです。
予定よりも出費を抑えられたため、余った分を加入者(納入者)全員に返金しているのです。
これを、「割戻金」と呼びます。
つまり、その年ごとの運営状況によって「割戻金」の有無や金額が変わってくるのです。
戻ってきたときにはうれしいものですが、必ず戻ってくると約束されたものではありません。
最終更新:3/19(木) 20:02
マネーの達人































読み込み中…