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【シンガポール】「リセッション入りほぼ確実」=DBS銀予測

3/20(金) 11:30配信

NNA

 シンガポールの金融最大手DBSグループ・ホールディングスは19日、同国の今年の経済成長率が前年比マイナス0.5%になるとの見通しを示した。1~6月に、2四半期連続で前期比マイナス成長となるテクニカル・リセッション入りするのは「ほぼ確実」と予測している。

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、通年の予測値を、2月7日に発表したプラス0.9%からマイナス0.5%へと大幅に引き下げた。

 1~3月期、4~6月期の国内総生産(GDP)は、いずれも前年同期比で最大2%減少するとみている。7~9月期もマイナス成長が続く可能性があるという。

 1~3月期と4~6月期は前期比でもマイナス成長すると予想しており、テクニカル・リセッション入りはほぼ確実との見方も示した。

 中国で経済活動が戻りつつあり、サプライチェーン(供給・調達網)は回復が見通せるものの、世界的な需要の大幅な減退を背景に、シンガポールの輸出と製造業が短期的に落ち込むのは必至と指摘。入国制限措置による観光、航空、小売り分野への打撃も著しく、サービス分野のGDPも悪化すると予想している。

 DBSのエコノミスト、アービン・セア氏は、政府が景気刺激策の第2弾として、140億~160億Sドル(約1兆~1兆2,000億円)を拠出すると予想している。ただ各企業による人員整理などの対応も避けられず、年間の解雇者数は2万4,500人ほどに達し、世界金融危機の際を上回るとの見方を示した。

 シンガポール金融管理庁(MAS、中央銀行に相当)が今月11日に発表した最新の民間エコノミスト調査では、20年のGDP成長率の予測値は、中央値で前年比0.6%、1~3月期は前年同期比マイナス0.8%にとどまっていた。

最終更新:3/27(金) 16:15
NNA

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