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やはり最新こそ最良!伝統×革新で新時代を開いた第8世代のポルシェ「911」

3/20(金) 7:01配信

&GP

ロサンゼルスモーターショー2018でベールを脱いだ、第8世代のポルシェ「911」。スーパーカーブーム世代の人はもちろん、クルマ好きなら誰もが知るドイツ製スポーツカーがさらなる進化を遂げました。

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もはやDNAのひとつといっても過言ではない、ひと目で911と分かるスタイルこそ大きく変わることはありませんでしたが、安全運転支援システムを始めとする先進装備が充実。さらに、911のキモであるエンジンはよりパワフルに、ボディはさらに軽量かつ強靭に生まれ変わりました。今回はそんな最新型911の魅力に迫ります。

992型はスタンダード仕様でもワイドボディを採用

1964年の初代デビュー以来、911はリアにエンジンを搭載する車両レイアウトを基本とし、進化を重ねてきました。50余年にも及ぶヒストリーをひと言で語ることなどできませんが、その歩みをたどると、守るべきは守りつつ、4WDモデルの設定やエンジンの水冷化など、時代の要請に合わせて大きな変化も遂げています。

では、2019年秋に日本へ上陸した最新型の“タイプ992”は、果たしてどのような進化を遂げたのでしょうか? シリーズの先陣を切って日本に上陸した4WDモデル、「911カレラ4S」を中心にチェックしてみたいと思います。

最新型911で注目すべき進化は、大きく3つ。まずひとつ目は、ボディの拡大です。新型のスリーサイズは、カタログ値で全長4519mm、全幅1852mm、全高1300mm。先代の“991型”カレラ4Sと比べると、全長でプラス14mm、全幅は変わらず、全高はプラス5mmという具合。あまり変わっていないように見えますが、これは、現行モデルも先代カレラ4Sもワイドボディが標準だから。

先代のベースグレードである2WDの「カレラ」は、全幅が1808mmと45mmほど細身でしたが、新型ではベーシックなカレラの全幅も拡幅され、1852mmのワイドボディが採用されています。それに合わせ、タイヤ&ホイールのサイズも拡大されていて、ホイールは991型の前後19インチから、フロント20インチ、リア21インチとなっています。

エクステリアを仔細にチェックすると、丸いヘッドライトや緩やかなカーブを描くルーフライン、張り出したリアフェンダーなど、911を象徴するアイコンに変わりはありません。しかし、バンパーに設けられたインテークの形状や、横一文字型のテールランプといったディテールが最新ポルシェに準じた意匠となったこと、また、ドアハンドルが格納式となったことに気づきます。

しかし、そういった見た目の変化は、今回のモデルチェンジにおいてはほんの序の口。ボディ各部に軽量なアルミ材を使用し、車体サイズが拡大した分を相殺するなど、見えない部分まで進化を遂げています。ボディ単体の重量は240kgで、先代のそれより12kgも軽量化。それと同時に、ボディ単体の曲げ剛性とねじれ剛性も向上しています。今回試乗したカレラ4Sは、車両重量1565kgと従来よりも微増となっていますが、ボディサイズの拡大やメカニズムの充実などを踏まえると、かなり頑張った数値であるのは間違いありません。

ふたつ目は、水平対向6気筒エンジンの進化です。先代の991型カレラ4Sは、2015年のマイナーチェンジで3.4リッターの自然吸気式から3リッターのツインターボエンジンへと刷新されました。新しい992型は同エンジンを継承しながら、ターボチャージャーの大型化や吸排気系の見直しを図ることで、従来型を30馬力上回る、450馬力の最高出力を獲得しています。また、組み合わされるトランスミッションも、出力特性に合わせて多段化。デュアルクラッチ式の8速“PDK”が標準となりました。

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最終更新:3/20(金) 7:01
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