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最速レビュー:新MacBook Airが「旧型ユーザーほど買い換えたくなる」理由…キーボードも性能も大幅進化

3/21(土) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

アップルが3月末に発売する新MacBook Airのレビューをお届けする。

先行レビューで手元にやってきたのは、上位機種にあたる、4コアCPUと512GBのストレージを搭載したモデル。価格は13万4800円(税別)。オンラインのアップルストアでは発表当初、3月27日~4月3日の出荷予定となっていたものだ。

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今回の製品の特徴はシンプルだ。

「キーボードが変わって、静音性とタイプ感が改善した」「性能が上がってコスパが良くなった」

もう、この点だけと言っていい。2行を読めば原稿は終わり……と言いたいところなのだが、それではさすがに情報不足。というわけで、もっとわかりやすく、レビューをしてみよう。旧モデルMacBook Airのユーザーであればあるほど、「買い換えなきゃ!」と感じるはずだ。

タイプしてみればわかる大きな違い。買い換える価値のある進化

新型MacBook Airを、外観だけで旧モデルと見分けるのは困難だ。若干サイズが変わっているため、ピッタリフィット型のケースなどでは不都合もあるかもしれないが、使う分には「同じ」といって差し支えない。重量は約40g重くなっているが、インターフェイスの数も位置も同じ。MacBook Airの欠点である「端子不足」に悩まされるのは、変わらずマイナス点といえる。

CPUなどの性能面はともかく、ディスプレイやスピーカーなどにも変更はない。試用機材が私物のMacBook Air(2018年モデル)と色違いだったから良かったものの、同じだったら戸惑っていたことだろう。

だが、本体を開いてキーボードをタイプすると、「ちょっと驚くほどの違い」がある。

論より証拠、タイプの様子を動画収録してみた。

これは、同じ距離に録音機材を置き、タイプする時の音を「iPad Pro用Smart Keyboard(2018年モデル用)」「MacBook Air(2018年モデル)」、そして新MacBook Airで比較したものである。音を出して再生していただきたいが、目で見てもわかるように、ピークメーターによる違いも映像化してある。

もう、本当に違うのだ。

このところのアップル製品のキーボードは、「キーが沈み込む範囲を薄くし、指の押し下げ量を減らして力がいらないキーボード」を指向する一方で、「キーの沈み込み範囲が狭い分、底にあたる時に大きな音を立てやすく、底打ちの際に逃げる力で疲れやすい」という悪い特徴もあった。

今回のMacBook Airのキーボードは、構造を見直して、沈み込みの深さを「1mm」にし、ラバードームでキーを支える形にすることで、底打ち感を軽減し、キーの音が目立たない形にしている。

要は「わりと一般的な構造」のキーボードに戻したのだが、効果は絶大だ。

筆者はタイプの力が強く、比較的、タイピング音を立てやすい。なので、MacBook Airなどを使っている時には、周囲に音が目立っていないか、気にすることが多い。ビジネス街のカフェなどに入ると、耳慣れたタイプ音が聞こえてくることが多いので、多くの人が似たような体験をしているのだろう。

細かく分析すると、メインのキーを押し下げはじめた時の音が大きく違うのがわかる。

「チャカチャカ」とした音に感じづらくなったのはそのためだろう。キーを押し切ったときに底づきしづらくなったためか、「ペチン」という音でもない。もちろん無音ではないので、静かな場所ではそれなりに音が聞こえるが、カフェやオフィスなどで「高い音が目立つ」ことはなくなった印象だ。

一方、エンターキーはどうしても力が入りやすいからか、「パチン」という感じで音が聞こえやすい。まあ、これは「そういうもの」と思うしかない。

音だけでなく、タイピングそのものの感触も改善されている。ラバードームでキーを支える構造であるためか、「キーを押し下げる」ために必要な力は大きくなったように感じる。だから、これまでのMacBook Airから移行すると一瞬「キーが重い」と感じるはずだ。

これは、他のノートPCでも同じようなところがあり、それだけ既存モデルは軽い力でタイプできていた、ということになる……のだが、すぐに慣れるので問題というほどでもない。全体的には、フィーリングの改善のメリットの方が大きいだろう。

この構造のキーボードは、2019年に発売された「MacBook Pro 16インチモデル」から採用されたもので、5月に発売予定のiPad Pro用の「Magic Keyboard」でも採用される。「MacBook Pro 16インチモデル」は筆者ももちろんすでに触れており、変化は体感していたものの、日常使い慣れたMacBook Airに搭載されるとこんなにインパクトがあったのか、と改めて驚いた次第だ。

文字入力作業が多い人なら、正直、このキーボードだけで買い換える価値はある。

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最終更新:3/21(土) 10:01
BUSINESS INSIDER JAPAN

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