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「悲しいのは誤解されてしまうこと」私が泣きたくなる瞬間

3/21(土) 17:00配信

BuzzFeed Japan

春は出会いと別れの季節。「3月」だけに焦点を当て、30年にわたるラブストーリーを描いた映画『弥生、三月 -君を愛した30年-』(遊川和彦監督)でヒロインの弥生を演じた波瑠に、「人生を変えた出会い」や「思わず泣いてしまう瞬間」を聞いた。【BuzzFeed Japan / 神庭亮介】

――親友のサクラを亡くした後の高校の卒業式、夫の告別式と、波瑠さんの涙を見せない「悲しみ」の表現が印象に残りました。

やっぱり弥生の中には、「力強く前を向いて生きていこう」という強さがあるんだと思います。卒業式で泣けば、本当にサクラとの別れ、サクラがいた時間との別れになってしまう。

さらにサクラをいじめていた子たちが泣いているのを見て、弥生は「彼女たちと一緒にはなりたくない」と思う。それは絶対に嫌だと。

だから私は私の悲しみ方で、きちんとサクラや学校とお別れしよう――。そういう気持ちでしたね。

夫の告別式の場面ではもう、人間的な部分を喪失してしまっているのかなと、私は思っていて。

親友の死だとか、好きだった相手の結婚だとかを自分なりに乗り越えて幸せになった。それなのに、「この人を大事にしよう」と向き合い続けた人と、また死別してしまう。

これはかなり堪えるし、ものすごく絶望すると思うんです。自分は人を不幸にしてしまうんじゃないか、という絶望のどん底。

きっとそういう時って泣くこともできないんじゃないかな、と思いながらやっていました。

言葉が遠くに

――波瑠さん自身は、どんな時に泣きたくなりますか。

私はどうですかね…。でも、泣かないわけじゃないです。やり場のない気持ちを抱えた場合は、涙が出ることももちろんあります。

自分ができなかった悔しさとか。悔しいと思ってる自分が恥ずかしくて、泣けたりもしますし(笑)

あと私の場合、悲しいのは誤解をされてしまうこと。あんまり愛想がいいタイプではないので。

思ってる以上に、自分の言葉が思いがけない形で人の中に残ってしまったり、遠くに行ってしまったり。

この仕事にはつきものだと思うんですけど、「ああ、そういう風に理解されてしまうのか」と落胆したり。そんな風にがっかりした時に、なんか泣けてきたりはしますね。

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最終更新:3/21(土) 17:00
BuzzFeed Japan

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