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【特集】“エースの手”に合わせた唯一無二のグラブ 障害者用の野球グラブを高校球児と職人が協力し開発 岡山

3/21(土) 14:01配信

KSB瀬戸内海放送

“手に合わせた”グラブ

 2018年、世界大会でMVPに輝き、障害者野球を代表する選手となった早嶋健太さん(24)。
 その“早嶋さんの手”に合わせたグラブ開発が岡山で行われました。開発を進めたのは、高校球児とグラブ職人。
 3月14日、ついに「唯一無二」のグラブが完成しました。

“エースの手”に合わせたグラブ作りが始動

 2019年12月、「唯一無二」のグラブ作りは始まりました。
 この日、岡山市の野球専門店・タカギスポーツでは、和気閑谷高校の野球部員とグラブ職人の森川徹也さん、早嶋健太さんが、どのようなグラブにするのかを話し合いました。

(和気閑谷高校/濱本涼一君[1年])
「袋みたいにこうやって、そこに入れて…」
(グラブ職人/森川徹也さん)
「はは…難しいな、いや、でもこの袋のアイデアは面白い」

 早嶋健太さんは、生まれつき左手首から先がありません。ボールを捕るのも、投げるのも全て右手です。
 それでも身体能力の高さを生かして、小学校から大学まで健常者と競い、ポジションをつかんできました。
 障害者野球に転向後は、2018年の世界大会に日本代表として出場。そこで投打にわたって活躍し、2大会ぶりの世界一に貢献、大会MVPに輝きました。

きっかけは交流試合 高校球児がデザイン

 2019年10月、早嶋さんが所属する障害者野球チーム「岡山桃太郎」は、和気閑谷高校(わけしずたに)と、初めての交流試合を行いました。
 これが「唯一無二」のグラブ作りのきっかけとなりました。

 左手にグラブをはめられない早嶋さんは、「ウェブ」と呼ばれる部分に、無理やり左手を入れて投げています。投げた後は、右手にグラブを付け替えて守備をします。

(和気閑谷高校/濱本涼一君[1年])
「自分は手を入れて、ピッチングをしているときに、痛そうだなと思って。そのときに、できれば痛くないグラブを考えたいと思って考えました」

 和気閑谷高校の野球部員は、一人一人、早嶋さんの手に合ったグラブを考え、デザインを描きました。この案をもとに、グラブ作りは進みました。

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最終更新:3/21(土) 14:01
KSB瀬戸内海放送

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