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新型コロナ、卒業予定学生に相次ぐ「入社式中止」――春の門出に暗雲

3/24(火) 12:41配信

ITmedia ビジネスオンライン

 間もなく新年度を迎えるタイミング、新型コロナウイルスの余波は入社式にまで及んでいるようだ。今春の入社を控える学生への調査からは、具体的な影響として「中止」の動きが大きく、こうした学生のうち「入社式の中止」が決定したのは約半数の46.5%、「規模縮小」での実施も26.4%と続いた。

【グラフ】新型コロナの入社・入社式への悪影響

多くの学生、就職先で「入社式中止」

 今回の調査は、ディスコがインターネット上で3月16日~19日にかけて実施。3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)のうち就職先企業が決まっている399人に対して行った。

 「入社にあたり、新型コロナウイルス流行の影響を受けるもの」として最も多く回答があったのが「新入社員研修」で38.1%。次いで「入社式」が36.6%だった。「まだ影響は出ていない」「分からない」と回答した学生も48.9%と約半数おり、今後も中止や規模縮小を決定する企業が増える可能性もある。

 「入社式に影響がある」と回答した学生に具体的な影響を聞くと、「入社式の中止」が約半数の46.5%、「入社式の規模縮小」が26.4%と続いた。ほかにも「入社式の延期」(13.2%)や、「Webでの入社式に変更」(11.8%)といった回答もあった。

 新入社員研修については、「新入社員研修が中止され、自宅待機となった。代替策として、Web教材をやることになっている」「1 カ月間自宅を離れ、ホテル生活で新人研修をする予定だったが、自宅から通える支社での研修に変更になった」といった回答があった。「当初、新入社員が一堂に会して研修を行う予定だったが、地域ごとに分かれてやることになった」など、当初大人数で予定されていた集合研修を支社ごとや地域ごとの少人数で行う会社も多いとみられる。

入社に不安抱える学生のホンネは?

 このような状況の中、新入社員たちはやはり大きな不安を抱えているようだ。「新型コロナの流行で、新生活に対して不安を感じるかどうか」という質問には、「とても不安を感じる」(19.3%)「やや不安を感じる」(50.1%)が合わせて7割近く、大半の学生が「不安を感じている」と回答した。

 具体的には、「入社式がなくなり、なんとか気持ちを作らなきゃいけない気分」といった、入社式がないために気持ちの切り替えができない点についてや、「研修が延期となったため、事前知識が何もない状態で支店に配属されることに強い不安」といった声も挙げられた。

ITmedia ビジネスオンライン

最終更新:3/24(火) 12:41
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