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ラグビー前日本代表キャプテン・廣瀬俊朗が後輩たちに語る「チームの作り方」

3/24(火) 16:27配信

ITmedia ビジネスオンライン

 2019年、ラグビーワールドカップ(RWC)によってラグビーは社会現象となるほど盛り上がりを見せた。ラグビー日本代表の元キャプテン、廣瀬俊朗は試合の解説以外にも、自身の会社を経営するなど起業家としても活躍している。

【画像】北野高校、慶應理工……廣瀬俊朗の経歴

 記事の前編「ラグビー前日本代表キャプテン・廣瀬俊朗が語る「リーダーの在り方」」では「ビジネス・ブレークスルー大学」(BBT)の大学院で経営を学び経営管理修士(MBA)を取得した廣瀬に「リーダー論」について語ってもらった。

 後編ではBBTがラグビーチームのリコーブラックラムズ向けに全10回の人材育成講義「MFP(Make Future Project)」を実施しており、その中で行った廣瀬の講義の様子をレポートする。さまざまなバックグラウンドを持つメンバーをまとめてきた廣瀬の知見を生かした講義だった。(敬称略)

「目標」と「目的」は違う 目的に特化すべき

 廣瀬が最初に提示したのは「目標」と「目的」の違いだ。まず選手に何が違うのかを考えさせるところから講義は始まった。選手からは目標とは「優勝すること」などが上げられ、「目的」については「チームに恩返しをすること」といった発言があった。廣瀬は「目標はコントロールできないが、目的はそうではない。だから目的により特化した方が活躍できる」と選手に説いた。

 次はJリーグの代表的なチームの1つ、浦和レッズ(浦和レッドダイヤモンズ)を例に挙げ「目標と目的は何だろうか?」と廣瀬は選手に質問をした。選手はレッズの目標は「優勝だと思う」と言い、目的は「ファンを大事にする」や「地域貢献ではないかと思う」などと発言した。これに対して廣瀬は「レッズの公式サイトを見れば分かりますが、目的を『言語化』している。これをいかに実行していくかが大事」と説明した。

 次に「ブラックラムズの目標と目的」に話が移った。廣瀬はここまでまずは選手たちに1人で考えてもらい、その後、隣のメンバーと議論してもらうというやり方をしていた。ここでも同じやり方を踏襲する。

 選手からは、目標については当然ながら「優勝」という回答が出てきた一方、目的については「今年のメンバーでやれるものを練っていきたいし、何のために優勝するのかを考え直したい」という発言が出た。廣瀬は「これから選手たちが作っていったものはチームの文化になり、強力なものにもなっていくのでしっかりと突き詰めてほしい」と伝えるなど、常にポジティブな伝え方をしていく。

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最終更新:3/24(火) 16:27
ITmedia ビジネスオンライン

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