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【プレイバック】“通算6度目の“日本一”へ!千葉頂上決戦は市立船橋に軍配!

3/24(火) 11:30配信

高校サッカードットコム

間も無く令和2年度シーズンが開幕。東京五輪世代が高校時代活躍を魅せた過去の熱戦をプレイバック。

【フォトギャラリー】市立船橋 vs 流通経済大柏

【2015.11.15 第94回全国高校サッカー選手権千葉予選 決勝 市立船橋 vs 流通経済大柏】

 3大会連続の顔合わせとなった両雄によるファイナルマッチ。連覇を目指す流通経済大柏と2年ぶりの王座奪還を狙う市立船橋、言わずと知れたライバル対決は柏の葉公園総合競技場を舞台にキックオフを迎えた。

 今季の直接対決は3度。総体予選決勝では流通経済大柏が3対2の撃ち合いを制したのに対し、プレミアリーグEASTにおいては、現在4位と残り3節に逆転優勝を懸ける市立船橋がいずれも2対1のスコアで引導を渡している。加えて過去2大会決勝のスコアも1点差での決着とあって、この大一番も僅差の勝負が大方に予想された。

 序盤から主導権を握ったのは市立船橋。
 来季のプロ内定選手であるFW永藤歩(モンテディオ山形入団内定)、MF椎橋慧也(べガルタ仙台入団内定)の2人が共にベンチスタートとなる中、3-5-2のシステムで攻守に優位性を確立。プレミアリーグ得点ランキング3位につけるMF工藤友暉の左サイドからチャンスを作った攻撃面と、世代別日本代表に名を連ねるDF杉岡大暉らが形成する3バックに、両サイドハーフを加えた5枚の最終ラインを敷いた守備面ががっちりと噛み合う。中盤のパスワークも冴え、流通経済大柏ゴールに襲い掛かった。

 すると市立船橋の先制点は19分に誕生。
 自陣からのロングボールに、右サイドを抜け出したFW矢村健が反応。流通経済大柏DFのセルフジャッジによって足が止まったところを見逃さずにプレーを続け、クロスを上げるとファーサイドで合わせたのは工藤。今季プレミアリーグでの直接対決では2戦2ゴールと好相性の相手に挙げた先制弾は今大会4戦連発となる一撃。市立船橋が欲しかった先制点をモノにする。

一方、流通経済大柏も黙っていない。
 ビハインドを負って迎えた後半開始と同時にDF栗島健太、MF松本雅也の2人を投入。それまでの4-4-2から4-1-4-1の布陣へとシフトして反撃の糸口を探る。中盤の枚数を増やすことで市立船橋のパスワークを封じ込めることに成功すると、攻撃面では43分、流通経済大柏が誇る“飛び道具”、FW織田敦暉のロングスローからこぼれ球をFWジャーメインアレクサンダー正がシュート。45分にはDF浜野駿吾の直接FKでゴールに迫った。

 互いに前線のスピードを生かしたシンプルな攻撃が目立つ中、次なるスコア変動は市立船橋によってもたらされる。ラスト10分の攻防、際立ったのは「パーフェクトに近いゲームができた。」と試合後に朝岡隆蔵監督が評価した市立船橋の強さ。74分、直接FKのこぼれ球をMF金子大毅が蹴りこんで追加点。さらに続く75分には後半途中出場を果たした永藤がGKとの1対1を冷静に沈め、ダメ押しとなる3点目を奪取。市立船橋が終盤の連続ゴールで一気に勝負を決めた。

 試合後に行われたインタビュー、朝岡監督が「選手たちはいろいろな方の想いをプレーに変えてくれた。感動した。」と、うっすらと目に光るものを浮かべながら選手に賛辞を贈れば、先制弾の工藤、そして3か月間の戦線離脱を経て復帰しチームに3点目をもたらした永藤が共に口にした言葉は「日本一」。最強のライバルをファイナルで退け、171校の頂点に立った名門の目標はあくまでも6度目の全国制覇だ。

最終更新:3/24(火) 11:30
高校サッカードットコム

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