現場で奮闘する人たちの姿を通して、さまざまな経済ニュースの裏側を伝えるドキュメンタリー。今回は、新型コロナウイルスの影響で外食産業に降りかかった食品ロスの問題を取り上げる。未だ“コロナショック“の終息が見えない中、行き場を失った食材を救うべく動き出した企業を追う。
新型コロナウイルスの影響が様々な企業に降りかかる中、特に大打撃を受けている業界の一つが外食産業だ。飲食店では、相次ぐキャンセルの影響で使用できなくなった食材が発生。こうした食品ロスは、店の経営を直撃している。そんな中、革新的な技術やアイデアを持つ企業が動き始めていた。
番組では、新型コロナウイルスの脅威が表面化していなかった去年12月から、“熟成肉“を手掛ける「フードイズム」社長・跡部美樹雄さん(44歳)の取材を始めていた。熟成肉にはいくつかの製法があるが、専用の冷蔵庫で自然に菌を付着させるのが一般的。熟成には40日から50日かかり、品質も不安定で半分は腐ってしまうため使えない部分も多い。
そこで跡部さんは明治大学との共同研究で、牛肉を短期間で熟成させる「エイジングシート」を開発した。
肉を熟成させる菌を付着させた布を巻くことで、熟成期間は20日程度に短縮され、従来の半分に。布が雑菌をブロックするため捨てる部分も少なく、8割以上が使用可能になった。
跡部さんは「エイジングシート」を肉以外の食材にも応用しようと試行錯誤していた。冷凍せずに魚の鮮度を維持させることで、美味しく食べられる期間を伸ばそうというのだ。肉より劣化が早い魚の熟成で新たな可能性が見えれば、「廃棄ロスが大幅に減り、魚の物流にも革命が起きる」と跡部さんは期待を込める。
サバ缶が品薄になるなど、健康目的や酒のつまみとして今や食卓には欠かせない人気の「缶詰」。この缶詰を使って食品ロスを解決しようとするベンチャー企業がある。「カンブライト」は、社長の井上和馬さん(41歳)が食品ロス削減のため約5年前に脱サラして起業。「ホヤのアクアパッツァ」「アマゴの酒香漬」など、流通にのらない独自の缶詰を商品化してきた。
最終更新:3/24(火) 12:05
テレ東プラス




























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