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「負けても呼んでください!しゃべりたいんです」と訴えた松鳳山、鶴竜はノーコメントのふりをして…

3/24(火) 19:39配信

中日スポーツ

春場所『ミックスゾーン』力士模様

 新型コロナウイルス対策として史上初の無観客で行われた大相撲春場所では、舞台裏の取材風景も一変した。取組を終えた力士との接触は、通常の支度部屋ではなく、低い柵で力士と記者の間隔を2メートル確保したミックスゾーンのみ。新たな環境を集中からリラックスまで、さまざまに活用する力士の工夫が目立つ15日間でもあった。

【写真】一見すると孤独なトレーニングのように見えますが…

 優勝で異例の場所を締めた横綱白鵬(35)=宮城野=は、12日目に2敗目を喫すると3日連続で無言を貫いて土俵に集中。千秋楽の横綱相星決戦で勝ち、安堵(あんど)の言葉を発した。

 敗れて賜杯を逃した横綱鶴竜(34)=陸奥=は取組後、今場所初めてノーコメント…のふりをしてニヤリ。「自分を取り戻せた」の言葉以上に、復活の手応えが伝わる一瞬だった。

 異色だったのは平幕松鳳山(36)=二所ノ関。10敗目を喫した12日の取組後に「負けても呼んでください。しゃべりたいんです」と自ら足を止めた。外出禁止で宿舎から直行直帰のストレスを、映画評論などで発散。秘策が実ってか、その後は千秋楽の白星締めを含め2勝1敗。15日間スルーを続けた力士もいた中で、ベテランの余裕が際立った。

 「記者さんたちの密集えぐいな」という突っ込みにドキリとさせられたが、幸い報道陣も無事完走。夏場所は、大歓声が漏れ聞こえる支度部屋で会えますように。

最終更新:3/24(火) 19:39
中日スポーツ

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