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ソウル市、防疫指針を黙殺したサラン第一教会に集会禁止令

3/24(火) 12:12配信

ハンギョレ新聞

礼拝強行した場合は出席者に300万ウォンの罰金 政府「指針に違反した際は断固たる法的措置取る」

 韓国政府が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫指針に違反した教会に対して、強力な法的措置が必要だという立場を示した。ソウル市は防疫・予防指針に従わず、週末に礼拝を強行した城北区(ソンブクク)サラン第一教会に対し、集会禁止行政命令を下した。

 チョン・セギュン首相は23日午前、政府ソウル庁舎で開かれたCOVID-19対応中央災難安全対策本部会議で、「防疫指針に違反したソウル市のサラン第一教会などに対し、集会禁止命令など断固たる法的措置が取られるべきだ」と述べた。ソウル光化門(クァンファムン)広場一帯で太極旗集会を強行し、公職選挙法違反などの容疑で拘束されたチョン・グァンフン牧師が同教会の主任牧師だ。同教会は今月22日、週末礼拝を強行し、信者間の距離2メートル以上の維持、マスクの着用、出席者のリスト作成などの防疫指針を守らなかったことが分かった。

 これを受け、ソウル市は同教会に対し、集会禁止行政命令を下した。ソウル市のパク・ウォンスン市長は同日午前、「COVID-19関連定例ブリーフィング」で、「ソウル市のCOVID-19防疫規則を無視し、集団感染の危険性が高いと判断される教会に対し、同日から4月5日まで集会禁止行政命令を発動する」とし、「サラン第一教会の集会を禁止する」と発表した。ソウル市の措置で、同教会は今後2週間、現場礼拝を行うことができなくなった。

 ソウル市は22日、ソウル市と自治区の公務員や警察官など5224人を投入し、礼拝を強行した市内の2209の教会を現場点検した結果、282の教会で防疫規則違反行為を摘発したと発表した。パク市長は「摘発されたすべての教会が直ちに是正したが、チョン・グァンフン牧師のサラン第一教会だけは是正要求を黙殺した」とし、「行政命令に違反し、礼拝に出席した個人には300万ウォン(約26万円)以下の罰金が科される。施設内で感染者が発生した場合は接触者や感染者の治療費と防疫費を教会に請求する計画だ」と述べた。

 仁川(インチョン)市も22日、礼拝を強行した教会のうち、防疫・予防指針を守っていない教会660カ所を摘発した。市はこれらの施設に対し、専従公務員を指定して行政指導を行う一方、引き続き違反した場合は密接集会の制限などの行政命令を下す方針だ。

 教会で集団感染が発生した京畿道富川市(プチョンシ)でも、1113の教会のうち485カ所が週末礼拝を強行したが、このうち9カ所が防疫指針に違反したことが確認された。これらの教会は信徒が礼拝を行う際、マスクを着用しなかったり、食べ物を提供したという。

 一方、全国の教会のうち半数以上がCOVID-19の感染拡大で礼拝を中止したか、オンライン礼拝で代替したことが調査で確認された。中央災難安全対策本部は同日、全国的に教会の防疫規則順守状況を点検した結果、4万5420カ所のうち57.5%(2万6104ヵ所)が礼拝を中止したか、オンライン礼拝に切り替えたことが分かったと発表した。現場礼拝を強行した教会は1万9316カ所で、このうち3185カ所が防疫規則を守らず、地方自治体などから行政指導を受けた。

チェ・ユンテ、イ・ジョンハ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:3/24(火) 12:12
ハンギョレ新聞

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