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「チケットは?」「マラソンの札幌開催はどうなる?」…延期が決まった東京オリンピックについて組織委の会見詳報

3/24(火) 23:31配信

読売新聞オンライン

 2021年への延期が決まった東京オリンピックについて、24日夜に行われた組織委員会の会見の概要は以下の通り。

■チケットはどうなる?

 Q)チケット購入者は同じゲームを見られるのか。返金できるのか。選手村物件購入者の入居時期は。

 組織委)(延期は)急遽決まったこと。指摘されたことは重要だが、購入された権利をどうするのか、ボランティアのポジションも決まっておりどうするのかなど、これから十分に検討しなければならない。結論は出ていないが、方針としてはできるだけすでに入手されたチケット、ボランティアの資格を取られた方には十分に配慮したやり方でいきたい。同じ競技が行われるが日にちが違うことになるので、都合が悪くなるなど様々な事情は起こりうるので、どうしたらいいか考えながら、迷惑を決してかけない対応をしたい。

■聖火リレーも延期

 Q)聖火リレーについて。森会長は(聖火リレーがスタートするはずだった)26日に福島に行くと言っていたが、今もそうか。聖火はどのように展示保管されるか。

 森)26日の福島での行事は取りやめになったので、行かなければならない理由はなくなった。来いということであれば行くことはやぶさかではないが、今のところその必要はないと思う。聖火の保管などは難しい問題がある。福島に置こうということは首相の提案で、会談が終わってから「福島に置いたら」と。それで私が内堀知事に電話したら大変喜んでいた。福島に置くということになるが、ずっと置くかは、リレーの日程とも絡む。

 組織委)きょう延期と決まったので、聖火リレーについてはグランドスタートもリレーそのものもしない。当面の聖火リレーは白紙になった。新しい延期された大会の期日が決まれば、また同じように基本的には聖火リレーを再開するということ。

 Q)チケット購入者は同じゲームを見られるのか。返金できるのか。選手村物件購入者の入居時期は。

 組織委)(延期は)急遽決まったことなので、指摘されたことは重要で、購入された権利をどうするのか、ボランティアのポジションも決まっておりどうするのか、これから十分に検討しなければならない。結論は出ていないが、方針としてはできるだけすでに入手されたチケット、ボランティアの資格をとられたかたには十分に配慮したやりかたでいきたい。同じ競技が行われるが日にちが違うことになるので、都合が悪くなるなど事情は起こりうるのでどうしたらいいか考えながら、迷惑を決してかけない対応をしたい。

■追加費用は?

 Q)1年延期すると会場の手配などもある。現時点で追加費用はどのようなものが想定されるか。その負担はどこがするのか。スポンサーにも追加負担を願うことがありうるのか。

 組織委)これから延期という大方針が決まった後、具体的にどう延期を実現するかIOCと私ども、東京都、国、関係者で協議をする。簡単ではないと考えている。会場施設関係でいうと、1年後にすでに予約が入っている施設もかなりあると思う。再び借りることになると費用がかかるだろうし、それからものによっては借り続けないといけないかもしれない。それがどれくらいかはまったく持ち合わせていない。だれが負担するかもこれからの検討課題と思っている。

 Q)アスリートはこの夏(の本番)を目指してきた。アスリートにどのようなメッセージを伝えるか。

 森)アスリートあっての五輪だ。1年あってどのように変わるのか、競技連盟のみなさんの意向がこれから入ってくる。与えられた境遇環境でアスリートは努力してきた。今年できないのは残念だが、それを乗り越えていくもスポーツ選手としての心構えだろう。ぜひ頑張ってほしい。

 Q)聖火リレーはランタンを積んだ車で回るという報道もあった。それも延期するのか。

 組織委)おっしゃる通り。聖火リレーそのものがなくなったので。いずれにしても次の期日が決まればまた121日かけて回ることになるという基本的なことは維持される。今までのルートや聖火ランナーが基本的に尊重される形で新たにやっていく。そのころにはコロナウイルス問題も解決されて、沿道で多くの人に応援されて行っていくことを祈念している。

 Q)来年にやるということであればオリンピック憲章にもかかわるが、その話は出たか。

 組織委)出ていない。延期ということであれば史上初で、憲章が予想していることではない。バッハ会長はIOCの臨時理事会を開いて諮るということになると推察する。

 Q)リレーで回る順番も変わらない?

 組織委)そういう議論まで正直なところ行っていない。急遽こういう形で決まったから。したがって延期ということになればその延期という結論が大枠だから、聖火リレーも延期されるということは当然だが、121日という時間、今のルート、ランナー、そっくりそのままできるかということは、その時になって慎重に見直さないといけない。ただ変えたいと特に考えているわけではない。今の姿を尊重したい。それが通常ではないかと。

 Q)東京オリンピック・パラリンピックには東日本大震災からの復興というテーマもある。1年程度の延期について被災地の人にどう伝える?

 森)被災地ですでにランタンを置いている。基本原則は崩すものではない。根本的に新しいことをやるということではない。

■マラソンは札幌で

 Q)暑さ対策でマラソンを札幌でやることになっていたが、延期でどうなるか。

 森)大きなフレームは基本的に変わらないし、変えてはいけないと思う。

 Q)延期されて夏以外の開催になって札幌から東京に移すことはないか。

 森)私としてはそれはない。

 Q)聖火ランナーや地元関係者には伝えているのか、いつ伝えるのか。

 組織委)もちろん伝えることになっている。関係者はたくさんいるので今晩いきわたるかは苦慮しているが、できるだけ早く我々の口から丁寧に説明したい。

 Q)グランドスタート2日前の決断は遅すぎるとの声もある。

 組織委)コロナウイルスで多くの人が亡くなっている状況で(延期を)首相と会長が決めた。ぜひそこは理解いただき、また理解いただくよう努力したい。

 Q)2年先などの議論もあったと思うが、1年先ということは何を一番重視したのか。会長は首相にアドバイスしたことがあるか。

 森)総理からこのように言おうと思うが何かあるかという問いかけがあったが、このように言うべきなどとは言っていない。2年というのは外側で言っていることであり、(組織委)内側でそのように検討したことはない。4週間以内に両方のチャンピオン(首相と会長)が決めるだろうと考えていた。

■真夏は避ける?

 Q)暑さ対策に関し、新日程を決めるうえで真夏の時期を避ける視点はあるか。

 森)これからスケジュールを決めるので、(真夏より)もっと早くなるのかもしれないし、会場の準備などをつなぎ合わさないといけない。結果として真夏を避けられればこれほどハッピーなことはない。

 Q)テストイベントはやり直すのか。トーチは作り直すか。

 組織委)これからやるものはもはややらないという方向になるだろう。すでに行われたものは2回目をやる必要があるかどうは競技の実態や国際競技連盟などの考えによる。その点について決定したものは何もない。トーチについては2020という呼称を使うとバッハ会長にも言ってもらっているので、作り直す必要はないと考えている。

 Q)来年の今の時期にコロナが収束していると考えているのか。まだ継続していることは想定しているか。

 組織委)1年程度の延期は常識的な線と思うが、いつコロナウイルスが収束するかはだれも明言することはできない。専門家も。いろいろな意見があって一致していない。しかし3~4か月で収束は難しいというのが基本的な判断だろう。大会の前は約4か月間聖火リレーにしないといけない。だから年内はないというのがまずあった。22年まで待たなければならないかというと、そこまで明言している人もコロナウイルスに関してはない。(時間的に)遠くなり、時間が過ぎ去るだけいろんなことが起きる。参加するアスリートの資格問題などだ。1年延期でももちろん問題はあるが、いろんな観点から合理的な設定だろうと。来年の夏、コロナウイルスの問題は終わっているかと言われると絶対大丈夫とは言えないが、大方の人は日本はもとより世界が大変になるので、人類の知恵で、1年ということが出ている。

(以上)

最終更新:3/25(水) 23:03
読売新聞オンライン

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